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米 元CIA職員の暴露の功罪巡り議論
6月11日 15時29分

米 元CIA職員の暴露の功罪巡り議論
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アメリカの政府機関が個人の電子メールなどを集めていたことを暴露した、CIA=中央情報局の元職員に関して、アメリカでは、「彼はヒーローだ」として罪に問わないよう政府に求める署名運動がインターネット上で始まるなど、暴露の功罪を巡って大きな議論が巻き起こっています。

この問題は、アメリカの国家安全保障局などがインターネット関連企業や通信会社から個人の電子メールの内容や電話の通話記録などを集めていたもので、29歳の元CIA職員、エドワード・スノーデン氏が、イギリスやアメリカの新聞に暴露しました。
オバマ政権はテロ対策のために必要な合法的な活動だったと主張し、スノーデン氏の行為は機密情報の漏えいに当たる可能性があるとして捜査を始めています。
これに対して、インターネット上では、政府による個人情報の収集はプライバシーの侵害だという反発から、スノーデン氏を罪に問わないよう求める署名運動が展開されています。
このうち、ホワイトハウスがさまざまな請願を受けつけるために運営しているホームページでは、「スノーデン氏は国民的なヒーローであり、全面的に赦免されるべきだ」と主張する署名が9日に始まり、10日までの僅か1日ほどで3万4000人以上が署名しています。
スノーデン氏は、滞在していた香港のホテルをチェックアウトしたあと、所在が分からなくなっており、その暴露の功罪を巡って大きな議論が巻き起こっています。

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