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「米機関 世界でハッキング情報収集」6月13日 9時16分
アメリカの政府機関が通信会社などから秘密裏に個人情報を収集していたことをメディアに明かしたCIA=中央情報局の元職員は、香港のメディアに対し、中国を含む世界各地のコンピューターにハッキングして情報収集していたと述べ、改めてアメリカ政府を批判しました。
CIA=中央情報局の元職員、エドワード・スノーデン氏は、アメリカの政府機関が大手通信会社などから電話の通話記録などの個人情報を得ていたことをメディアを通して明らかにしました。香港の英字新聞「サウス・チャイナ・モーニング・ポスト」は、12日夜、香港でスノーデン氏にインタビューし、その内容を13日の紙面で伝えました。
スノーデン氏はこの中で、NSA=国家安全保障局が世界各国のコンピューターにハッキングして情報収集し、その数は6万1000件以上に上ったと述べたということです。中国本土や香港に対しては2009年にハッキングを始め、このうち香港では大学や政府職員、企業、学生などが対象になったということです。
スノーデン氏は「アメリカの偽善ぶりを明らかにしたい」と述べ、今後も香港に滞在して事実を明らかにしたいとしており、一連の告発はさらに波紋を広げそうです。
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