私は約30年前の1983年に、ふとしたことから昼食の習慣を断ち、いまも1日2食で過ごしています。昼食をやめたばかりのころは、周りの人たちから「昼を食べないと午後から元気が出ないだろう」と言われましたが、そのようなことは全くありませんでした。むしろ食べないことによって胃に負担がかからない分、体調はよくなったように思っています。その経験から、この本で述べられていることがよく理解できます。
また、あるとき、何十年も1日1食ですませていながら健康そのものと言える人の講演を聴いたことがあります。私の場合はまずそのような人を目標に、いずれ1日1食に挑戦したいと思っています。いま世界的な食糧危機の到来が予測されるなかで、「人間は1日3食しっかり食べないと生きられない」と思い込んでいる方は、はやくその洗脳状態から目を覚ましていただきたいと思います。
不食あるいは減食に挑戦するつもりがない方も、この本を読んでいただくと新しい時代の到来を予感させるメッセージが伝わってくるはずです。 (なわ・ふみひと)
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