五影(NARUTO)

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更新日 : 2013/05/29 Wed 22:41:08
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漫画「NARUTO‐ナルト‐」に登場する架空の人物の総称。


■概要
忍五大国(火の国・風の国・土の国・水の国・雷の国)の里長の称号。上忍会議に推挙され、大名に承認された者が名乗る。



◆火影
木ノ葉隠れの里の長。歴代火影は「初代火影の血縁者」または「千手の血縁者の直系の弟子」である。
火の国の長なのに火遁を主力とする忍が少ないがおそらく気のせいだろう。

  • 千手柱間 声:菅生隆之
享年不明。木ノ葉隠れの里の創設者で元「森の千手一族」の長。五代目火影・綱手の祖父。忍世界唯一の木遁使い(後にヤマトも使用)で、うちはマダラ、キラービー、四代目水影・やぐらと同じく尾獣をコントロールできた数少ない忍。更に医療忍術の腕は綱手以上で、印を結ばなくても傷を直せる程だったと言われている。木ノ葉の里を共に創ったうちは一族の長・うちはマダラとは里の主権を巡って争い、この戦いを制している。
第一部の時点では故人だったが、大蛇丸の穢土転生で蘇生され三代目火影と戦う。同じく蘇生された二代目火影と共に三代目を追い詰めるも、禁術・屍鬼封尽により封印された。
第二部では本人は登場しないものの話が進むにつれた徐々に全貌が明らかになっていき、うちはマダラ、六道仙人、偽マダラと並ぶ物語のキーパーソンになっている。

余談だがうちはマダラ本人の口から最強の忍と呼ばれた事で元祖最強の火影である三代目とどちらが強いかよく議論の的になる。
後に薬師カブトが
「初代柱間の強さは余りにも途方もなく、お伽噺扱いされていた」
マダラ戦で言及しているので、恐らくそういうことなのだろう。

その後、再び蘇生され登場。「忍とは何か?里とは何なのか?」というサスケの問いに答える形で己とマダラの半生を語る。
それによって地形を変化させるほどの桁違いの実力と、気さくな性格、そしてやや現実が見えていないレベルの理想主義が発覚した。


  • 千手扉間 声:堀内賢雄
ニ代目火影。千手柱間の弟。冷静な兄とは逆に情熱的な性格。水遁と時空間忍術も得意とする。
火影になった後は忍者学校(アカデミー)や木ノ葉警務部隊を始めとする木ノ葉の里の機能や原形を創った。
当時の雲隠れと協定を結ぶ際に金角・銀角兄弟のクーデターに遭う。その時にヒルゼンを三代目火影に任命し、ヒルゼン、ダンゾウらを逃がす為に単独で囮となって死亡した。
第一部では初代火影と共に穢土転生で蘇り、三代目と戦うが、屍鬼封尽によって封印された。
経緯は不明だが、後に悪用されまくる最悪の禁術「穢土転生」を考案した人物であり、アニメでは秘伝の忍具や忍術書なども製作している。
兄より劣る実力と禁術考案やうちは冷遇の発端を作った人物として、一部で「卑影」呼ばわりされている。

しかし再び蘇生された時に、幼い子供すら争いを続ける忍びの世界を変えたいと言う兄と同じ理想を抱いていたこと。
そして決してうちは一族をただ毛嫌いしていたわけではなく、里の安定のために常に心を砕いていたこと。
民主制や協定を重んじていたこと、そして初代の理想主義とワンマンや三代目の失策の数々もあいまって再評価されつつある。


  • 猿飛ヒルゼン 声:柴田秀勝(幼少期:藤井啓輔)
三代目火影。ニ代目の弟子で伝説の三忍の師匠。息子にアスマ、孫に木ノ葉丸がいる。
同期は暗部の長・志村ダンゾウや木ノ葉のご意見番。

歴代最強と呼ばれ、木ノ葉に存在する全ての術を使いこなす事が出来たと言われている。歴代火影では唯一火遁を使う。イルカ同様に九尾を封印されたナルトの身を案じていた人物。ややムッツリでスケベ。
四代目にミナトを指名して隠居していたが、九尾事件の後に復帰。その十数年後に元弟子の大蛇丸が砂隠れと結託して起こした「木ノ葉崩し」から里を守って死亡した。

歴代でも穏健派で、隔離されていたうちは一族との和解にも尽力していたらしく、それ故かうちはイタチからも信頼されており、サスケを上役から守るように頼まれていた。
が、後になって初代のチートっぷりが判明していったことから最強説に疑問符がつけられる。
また、ナルトのことを色々知っていながら迫害を止めさせなかったどころかナルトの『落ちこぼれ』というイメージを悪化させた原因だったこと。
そして大蛇丸が里を抜けるのを見過ごしてやったこと、ダンゾウに汚いことを任せしかも彼を制御できてなかったこと。
「子供が危険な任務につかないように」という初代の意志を踏みにじりイタチを幼い頃から使っていたことなど、色々不利な部分が明らかになっていった。
そのため、穏健というよりは単にええかっこしいかつ事なかれ主義だっただけではないか、と株が下がりつつある。
蘇生された際には本人も初代・二代目の意志を貫徹できず、内外の現状を作った自分の不甲斐なさを悔いていた。


個別項目を参照。

  • 綱手 声:勝生真沙子(幼少期:寺田はるひ)
五代目火影。初代火影の孫。三代目火影の弟子で自来也・大蛇丸に並ぶ「伝説の三忍」。弟子にはシズネや春野サクラがいる。
医療スペシャリストとして名を轟かせており、スリーマンセルに医療忍者を加えるスタイルを考案した人物で、他国からは「病払いの蛞蝓綱手姫」と呼ばれていた。遁術は使わないが、チャクラコントロールを利用した地面をも砕く超怪力とチャクラがある限り死なない再生忍術が武器。医療忍者だが過去に恋人と弟を失ったトラウマから血が苦手。
元々は里の外で放浪旅をしていたが、三代目の殉職を聞き、大蛇丸・自来也を交えた三竦みの戦いの後、里に帰還して五代目火影となる。その際に血への恐怖も克服する。
第二部ではペインの襲撃で傷を負った里の者を治療し、その反動で昏睡状態だったが、暫くして復活。現在は忍連合としてうちはマダラと交戦中。


◆風影
風の国・砂隠れの里の長。現在は五代目まで存在。

  • 初代風影
砂隠れの創始者。スキンヘッド。

  • 二代目風影
一尾・守鶴を使った人柱力の実験を始めた風影。

  • 三代目風影
歴代最強の影。血継限界・磁遁でチャクラを磁力に変える能力を持ち、砂鉄を操る。20年以上前にサソリに殺害され、人傀儡にされた。後にサクラが破壊。


四代目風影 声:田中正彦
我愛羅・テマリ・カンクロウの父親。血継限界・磁遁で砂金を操る。里の力を強化する為に我愛羅を使って人柱力をコントロールさせようとしていた。妻やその弟を使って我愛羅を見極めた結果、失敗とみなし、暗殺の為に刺客を送るなど親子仲は悪かった。
第一部に大蛇丸によって不意打ちで殺害される。

第二部では穢土転生によって蘇り、我愛羅と交戦。風影となり、自身を越えた我愛羅に母親の真実を伝え、封印された。
昔は大蛇丸にあっさり殺されたことから雑魚認定されたこともあったが、実際には影の名を背負うだけの実力があることが明らかになった。

  • 我愛羅 声:石田彰
五代目風影。一尾・守鶴の元人柱力。砂を操る。
ナルトの友。第一部では砂隠れの下忍で、中忍試験編で初登場。予選ではリーを破り、本選及び場外乱闘では守鶴の力を使ってサスケとナルトを圧倒するが、僅差で敗れる。
その戦いでそれまでの凶悪な性格は影を潜め、後のサスケ奪還任務に協力する。
第二部では風影に就任。暁のデイダラに捕まり、守鶴を抜かれて一度は死亡するも、チヨ婆の転生忍術で生き返る。
戦争編では忍連合の戦闘大連隊連隊長に任命され、四代目風影、二代目水影、うちはマダラ等と戦う。

守鶴が抜けた後も実力は変わらないどころかむしろ強くなった感があったという感想が出るが、実はこれは気の所為ではない。
守鶴が協調性が無かった所為か、 守鶴が我愛羅の経絡系に無駄な負担をかけ 、その成長を阻害していたらしい。

◆水影
水の国・霧隠れの里の長。現在は五代目まで存在。

  • 二代目水影
眉なしチョビ髭の男。かつて二代目土影・無との戦いで相討ちになった。おしゃべりでややテンションが高い。水月・満月兄弟と同じ鬼灯一族。
戦争編で無・三代目雷影・四代目風影と共に穢土転生で復活。油の性質を持った水と口寄せの大蛤による蜃気楼の幻術で我愛羅を追い詰める。始めは忍連合軍に協力的だったが、我愛羅の強さに戦闘欲が沸き、切り札の無限爆破忍術「蒸気暴威(ジョウキボーイ)」を使い、我愛羅に自分を超えてみるように挑発。最後は機転を利かせた我愛羅に封印される。

  • やぐら 声:入野自由
尾獣を参照。

  • 照美メイ 声:日野由利加
五代目水影。火遁、土遁、水遁の3つの性質を持ち、それらを組み合わせた血継限界の「溶遁」と「沸遁」を使う。
妙年の美人だが独身の為、「婚期」、「結婚」やその同音異義語に過剰に反応する。戦争編では大名の護衛に当たっていたが、本物のうちはマダラが穢土転生された事で他の五影と共にマダラと戦う。

◆雷影
雷の国・雲隠れの里の長。現在は四代目まで存在。


  • 二代目雷影
金角・銀角兄弟が現役時代の雷影。木ノ葉と協定を結ぶ際に金銀兄弟のクーデターに遭った。

  • 三代目雷影
四代目雷影の父親。ムキムキの体格。超スピードに最強の矛、最強の盾と呼ばれる破壊力、防御力を持つ雷遁の衣を纏って戦う。唯一生身で尾獣と戦えたと言われている。
戦争編で他の影達と共に穢土転生で蘇り、ナルトと戦う。肉弾戦及び物理的な強さは作中でもトップクラスで、普通の肉体ではボロボロになる天送の術や弱点の風遁、ナルトの螺旋手裏剣を喰らっても無傷で立ち上がる程。属性不利もお構い無しに暴れるが、八尾のヒントから能力の矛盾を突いたナルトに封印される。

  • エー 声:手塚秀彰
四代目雷影。八尾の人柱力であるキラービーとはソウルブラザー。三代目雷影と同じ雷遁の衣とプロレス忍体術を使う。ビーが暁に連れ去られたという話を聞いて、五影会談を開くなど、感情的で行動的な性格。
五影会談を襲撃したサスケを忍体術で圧倒、後一歩まで追い詰めるも横槍の多発で逃がしてしまう。その後は、忍連合軍の総大将に任命される。
隔離島から出たナルトとビーを止める為に綱手と共に立ちはだかるが、戦いの末、ナルトの覚悟を認める。
過去にミナトと戦った事がある。


◆土影
土の国・岩隠れの里の長。現在は三代目まで存在。

  • 初代土影
小柄の老人。マダラ戦でのオオノキの回想に登場。

二代目土影。ミイラ男。血継限界の上位種、血継淘汰「塵遁」を操る。
戦争編では穢土転生され、オオノキ、我愛羅と交戦する。途中から参戦したナルトの新技を喰らって封印されたが、その直前で分裂していた為、半身だけが残った。

  • オオノキ 声:西村知道
三代目土影。「両天秤」の異名を持つ。無の弟子で「塵遁」の使い手。
頑固者で、軍縮の時代になってからも他国に対抗して「暁」を利用するなど、形振り構わず里の利益の為に物を考えていたが、戦争編で我愛羅の言葉に影響を受け、未来の為、己の過去を断ち切る為に戦う。
生前のマダラとは因縁があり、穢土転生で蘇ったマダラと戦うシーンは主人公並みの存在感がある。




追記・修正お願いします。





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