復興庁の水野靖久参事官（４５）が今年４月、自身の出張記録に関する情報公開請求を受けていることをツイッター上でいったん暴露した後、すぐに削除していたことが分かった。ツイートは「粘着やだねえ」と、請求に対する嫌悪感をあらわにしていた。復興庁は経緯を調べている。

　ツイートしたのは４月１６日。いったん「自分個人を名指しして、個人の出張記録を全部出せという情報公開請求きた。粘着やだねえ」と書き込んだ。しかし約２時間後にツイートを削除したうえで、「ご指摘を踏まえて削除なう」と改めて書き込んでいる。

　復興庁によると、水野氏は復興庁内で情報公開請求の窓口を担当。請求内容を把握できる立場にあったという。１３日の記者会見で、谷副復興相は「それも含めて事実確認している」と述べ、調査していることを認めた。【日野行介】