ワールド・ロジが事業再生ADR手続を断念、債権者との不調で
ジャスダック上場の物流業「ワールド・ロジ」は、3月11日付で事業再生実務家協会に申請していた事業再生ADR手続について、成立を断念し利用申請を取り下げたと発表しました。
1997年に設立の同社は、サード・パーティー・ロジスティックス業務を主力に事業を展開していたものの、積極的な企業買収や設備投資が裏目となり大幅な債務超過に陥ったため、取引金融機関への金融支援を目的に事業再生ADR手続を申請していました。
しかし、債権者となる取引金融機関との調整が整わない見通しとなったため、同手続の続行が困難との認識から成立を断念したもので、今後の動向に注目が集まります。