Veruhu ARMA2 東方二次創作

東方二次創作小説やら、ゲームの日記やらを書いていきます。

2013年02月

恋とはなにか。それは戸惑いである。恋とはなにか。それは人間の本能である。
いつも私は物事を哲学的に考えてしまう癖があった。馬鹿だと思われるかもしれないが、この癖は中学生の頃から続いている。厨二病が原因だろうか。私は厨二病と、根暗が原因だと考えている。

 だが最近になって思うようになったのだ。恋とはなにか。恋愛とはなにか。性行為とはなにか。それは人間の本能である。恋愛ソングなどではよく「俺とお前は運命で結ばれていた」とか「一億2千万人の中から探し当てた」とか。純粋にこの言葉を聴いて考えれば、涙が出るような話なのだろう。私もこのような言葉を聴いて少しうるうるしてしまう。だが純粋に考えず、ひねくれてこの言葉の意味を考えて欲しい。そして恋愛についても考えて欲しい。まず「俺とお前は運命で結ばれていた」という言葉だが、これは宗教的理論である。運命というもの自体がそもそも宗教的である。科学的に物事を考えれば運命や宿命など存在しない。世の中の物事は全てが必然と偶然で出来ているのである。特に人との出会いなどは必然だが、当事者にとっては偶然である。学校のクラス分けなどがその例である。クラス分けはくじ等では決めずある程度、成績や性格などを考えて構成するのだろう。だから必然の結果でクラスが決まる。だが生徒にとって見れば、好きな人や好きな友達と一緒のクラスになったり隣の席になったりすることは偶然なのである。必然の結果の偶然。非常に哲学的な言葉である。すこし話が変わってしまうが、簡単な哲学を話したい時は一文中に、その言葉と反対の言葉を書いてしまえば簡単に、哲学的文章へと変化をとげる。私の文章力が低い所為でみなさんには分かりにくいであろうから、例をあげる。
 「この菓子は甘いが、苦い。」 この文章は私が1秒で考えたすさまじく適当な言葉であるが。私はこの文を見てこう考える。

 菓子が甘いのは当然である。砂糖などの甘い物を使っているからだ。まあ菓子だからといって甘いわけでわけではないが、この場合は砂糖を使用した甘いものを想像していただきたい。分かりやすく菓子はケーキとたとえよう。ケーキは甘いこれは当然である。苦いケーキもあるよとひねくれてくれなくていい。甘いケーキだ。ケーキは甘い。だが苦いそれは職人が必死になって作ったものだからだ。職人が食べるために作ったわけではなく、商売として生きていくための糧としてケーキを作るのである。汗をかいて、栄養を消費して、労力と時間を使ってケーキを作り上げるのである。だからこそケーキは甘いが、苦い。私はこのようにしてこの文を読み取る。

 ほかにも「簡単で難しい」という言葉はどうだろうか。完全に相違した言葉である。簡単だったら難しくないだろうがと、哲学に興味の無い人は思うかもしれない。だが僅かな文から長文を編み出す技術、そしてその文を素晴らしい言葉へと変化させる技術が哲学だ。これを使ってみて欲しい。

 例えば、これは少し残酷で悲しい読み取り方になってしまうが、虫を殺すのは簡単ではないのだろうか。日本人が一番殺している虫といえばアリ、二番目は蚊、三番目がイニシャルGではないだろうか。目にも見えない小さい虫とかはそもそも人間が殺したことを実感できないので数には入れない。 

 アリの殺し方を皆さん知っていますか?いますよね?潰すだけです。潰すだけの簡単なお仕事なんです。別に潰したくなかったら毒エサでもいい、スプレーでもいい。蚊もそうです。頭文字Gだってそうです。殺すのは簡単なんです。

 はいここでみなさん「蚊は殺すのは簡単だけど逃げ惑ってなかなか攻撃があたらないから難しいのか」という読み取り方はやめてくださいね?それは哲学ではありませんから。 

 虫を殺すのは簡単です。それはなぜか、小さく防御力が無いからです。頭文字Gは虫の世界では防御力は高いほうなのでしょうが、人間の力からしてみれば差は天と地ほどのものです。頭文字Gは人間を殺すことは出来ません。100対1とかだったら勝てるかもしれませんね。 人間のショック死で。

 では話を戻しましょう。蚊を殺すのは簡単です。ですが私の場合は虫を殺すのはたやすいものではありません。 それはなぜか。相手が生き物だからです。綺麗事を言いやがってと思われるかもしれませんが。私は子供の頃からしつこく相手の気持ちを考えろと教育されてきました。この技術は人が人として人らしく生きるための誰もが使っている技術でもありますね。自分を客観的に見る技術でもあります。私はこの教育を人一倍に高めようと意識しています。誰も傷つけず、誰とも仲良くしたい。笑っていたい。綺麗事でありますし、完全に実行できているわけではありません。嫌いな人だって居ますから。でも死ぬまでには出来るようになりたいですね。嫌いな人でも好きな人でも差別せず、同じ優しさを分けられるように。

 すこし話がそれてしまいましたね。蚊を殺すのはなぜたやすいものではないか。もしも私が蚊の立場であれば。私(蚊 メス)は子供を生むために倍の栄養が必要になりました。その栄養をどこから手に入れればいいか。花の蜜じゃだめです。(蚊のオスは普通に花の蜜を吸って暮らしている)じゃあどうしようか、人間や牛、鹿や馬の血から栄養をいただく以外に方法がない、となるのです。まあ蚊はそこまでの知能はないですからほとんど本能から行動しているのでしょうね。 殺されるかも知れないけど人間にばれないように血を頂こう。そう思いながら私は人間の腕に止まり針を立てました。私はその後死にました。人間に叩かれて。実に簡単な物ですね。軽く叩くだけでも死ぬのですから。

 でもどうでしょうか。蚊だって生きていくために、子供を授かるために血をいただいているのです。人間はもちろんはた迷惑なものであります。でも蚊だってこの世に生をさすがって、たった一度の人生(蚊生)を歩んでいるのです。どこぞのゲームのようにやり直しは不可能です。死んだら終わり。さよなら。

 そういう虫の気持ちを考えてみると虫を殺しにくくなるんではないのでしょうか。私は虫の息でも止めるのは嫌です。頭文字Gなんて不快って理由だけで殺しているんですよ?確かに衛生上悪いという物もありますが、人間の手だって頭文字Gと似たような汚さなんですよ。ばい菌だらけですし。まあ頭文字Gは大腸菌を所持している可能性がありますけど。人間だって持っている人は持ってます。むしろ人間のほうが沢山の菌を体内にも体外にも持っています。善玉や悪玉ありますけど、菌ですよ菌。乳酸菌だって菌ですよ。

 不快だから殺す。頭文字Gや蜘蛛、ゲジゲジ。可愛いから飼う。カブトムシ、クワガタ。人間が今も尚、当然のごとく行っている差別。人間に対する差別は減りましたが、動物や虫に対する差別や今も尚、当然のごとく行われているのです。
 
 あなたがもし、虫や動物の立場だったら納得できるのでしょうか。そういうことを思考できる能力は無いでしょうが、頭文字Gだから殺される。せっかく人間の落とした食べかすを食べてあげたのに。クジラさんやイルカさんは保護団体が加護してくれるけど、牛や豚は当然のごとく殺される。

 あのアメリカのアホ団体のことは特別嫌いですが、なんなんでしょうね。イルカやクジラは人間に近いからころしちゃだめなんて。アホですか?教えて欲しいです。人間に近いから殺してはいけないなんて考え方。道理が通っているんですかね?可愛いからころしちゃ駄目。醜いから殺していいなんて考え方現在もまかりかなっていますよね?そういう考え方をもっている方は反省していただきたいんです。私も反省し続けています。牛や豚、鳥は殺して食って、殺して喰ってもなんとも思わないんじゃないんですか?ですが突然目の前に、犬肉が出てきたらどう思うのですか?日本人だったら喰えない。無理。かわいそうってなるはずです。これは当たり前の感覚ですが、同時に人間の最低最悪な差別心ですよ。豚だから、牛だから、おいしいから殺していい。クジラはおいしいけど人間に近いからダメ。イルカはおいしいけど、可愛いからころしちゃだめ。犬は可愛いから殺しちゃだめ。カンガルーは可愛いから殺しちゃだめ。なんて考え方絶対にやめてください。どの動物も人間が生きていくためにありがたく殺させていただいているのです。

 あのイルカ、くじら愛護団体は食うな食うな、人間に近いから食うな、可愛いから食うなと最低最悪の差別行為を行ってそれを世界に自慢しているのですよ?私は人として、より差別を無くすべき現代人として恥な行為を行っていると思います。どうしてクジラを捕るのをやめてくれないのだ!って馬鹿が言っていましたね。クジラを捕るのをやめない。やめられないのはそれが仕事だからでしょうが。生きていくには捕るしなかいんですよ。さらにクジラを捕るという行為を行わないと、普通の魚の量がどんどん減っていってしまうんですよ。 普通の魚を安定した生産量にしつづけるためにはクジラを一定量捕り続けなければいけないのです。クジラを捕るということはきれいな生態系ピラミッドの形成にも役立っているわけです。

 そもそも、人様の文化にあーじゃこーじゃと文句つけないでもらいたい。クジラを捕ることやイルカを捕ることは日本のあきらかなる権利なんですよ。 その権利の行使を体当たりしてでも止めようとすることは完全な違憲行為です。あれを見て素晴らしいって思った人はよく考えてくださいよ。あれは法律違反です。そして立派な差別行為です。笑ってあげたいくらいに無様なものですよ。同じ人間として恥ずかしい。まあ、あのクジラ保護団体は営業なんですけどね。だけどあの団体に献金や募金をする人間がいるからこそあそこまで大きな行動をすることが出来るんです。つまり地球上にあの団体に同意する人間がアホみたいにうじゃうじゃ居るわけですね。そんなに差別が好きなのかと。

 どんどん最初の話とそれてしまいましたね。最初は恋や哲学の話だったのに、いつの間にかクジラやイルカの話になってしまっている。アホですね。

 友達が呼んでいるので今回はここまでとして、次回もよろしくお願いします。

今日Arma2をTotal saverでやってて二回もFriendly fireされました。まあ、最後のは跳弾なので仕方ありませんが。
 一度目のFF(Friendly fire)はわざわざハンドガンに持ち替えてパンパンと、頭を撃ち抜かれました。なぜ、ハンドガンで俺の頭を撃ったのか、そもそもあれは事故だったのか故意だったのか。分かりませんが謝罪さえもされませんでした。

 しかもですね、その前にプレイブタイムは120秒って報告し、止血終わったらすぐCPRしないと死んじゃうって報告してるのにもかかわらず一人で治療。もちろん間に合わず俺は死亡という理解不可能な状態にされました。

 また、その前の前にUmeneriさんというプレイヤーの方もFFされて倒れたんです。しかも7.62mmで胸を打たれていたのでプレイブタイム突入はあきらかの常態でした。俺はすぐに近くに行って止血を行いながら無線で「CPR(心肺蘇生 Life timeが伸びる)しないと死んじゃうから誰かお願い!」って言ったんです。そしたらKaitouREYさんというプレイヤーの方が応援に駆けつけてくれました。ですが敵の射線下だったので急遽家の中に移動することに。メディックの(名前伏せる)Aさんというプレイヤーが(あ、その人の頭文字はAではありませんよ)キャリーしてくれたんですが、わざわざ階段上って二階まで連れて行きました。 別に一階の踊り場でも大差ないのに。 俺も時間無いからもういいよって言ったんですけど二階まで連れて行かれました。その人がUmeneriさんを降ろしたらすぐに俺はモルヒネとエピネフリンを打ちにかかりました。しかしそのメディックのAさんは棒立ち。CPRしてくれればいいのに棒立ち。俺がやっと処置が終わってUmeneriさんが起きました。あと2秒で死んでたそうです。CPRをすれば 大体40秒以上Life timeが伸びます。CPRをしていれば安全に蘇生できていました。

 私もまだ初めて二ヶ月程度なのでまだまだゲームで知らないことが多いのですが、せっかく治療をしてたのに途中でKIA(戦死)されるほど悔しくて、申し訳ないものは無いです。また、KIAしてしまったほうも「回りの手のあいている人がCPRしててくれれば死ななかったのに」って思うはずです。

 Total saverの方がこのブログを見てくれているかどうかは分かりませんが、基本中の基本、治療方法だけでも知ってもらいたいです。

 と、初心者が申しました。

 本当は黙っておくべきですが二度もFFされて、しかも一度目のFFの人はしらばっくれるし、治療もしてくれないしであまりにイラッって来てしまったので、ブログに記したしだいでありました。

 ではまた。

季節は冬でございます。そしてここは南国といわれる県でございます。ですが外は寒いです。朝は零度近い温度を記録しております。 

 なにっ?そのくらい全然我慢できるじゃないかって?東北なめんなって?うるせぇ!こちとら夏はアホみてぇに暑いもんだから寒さには耐久がないんだよ!

 ごめんなさい、冗談です。 部屋に引きこもりっぱなしで基礎代謝が低いんです。 運動嫌いです。 ずっとパソコンゲームしてたいんです。

 廃人です。 廃人です。 こだまでしょうか。 いいえ引き篭もりです。 

 とまあそんな毎日を過ごしながらふと、ブログにしたためただけでございます。

 まもなくバレンタインという厄日が迫ってきているみたいですね。 自信がある人たちは変な期待せず、さっさと学校から帰ったほうが身のためですよ。 女神はあなたにチョコなんてくれないんです。 でも、チロルチョコ程度ならくれるかもしれませんね。 チョコなんて夢です。 チョコで始まる恋って安いと思いませんか? どこかのアニメや小説みたいにもっとロマンチックで情熱的な恋のほうがよくないですか? チョコは所詮飾りです。 恋を盛り上げるための飾りです。 始まりの物ではない。 オマケです。 ロマンチックにするための。 
 想像してごらん? 主人公のことが大好きな女の子が料理はあまりしたこと無くて苦手なのに、何度も何度もチョコを練りながらやっとかっとで完成品を作り上げる姿を。 そしてそれをあたかも友達のよしみかのように、照れ隠しを必死でしながら鈍感主人公にあくまで義理だとして手渡す姿を。 本当は本命をあげたかったんです。
 でもまだ自信が無くて、怖くて結局、義理で渡してしまうんです。 萌えです。 萌えです。  

 ところで萌えの意味を検索してみたら、草木が芽を出す姿のことをいうらしいですね。 私の電子辞書ではそう出てきました。 だから最初は友達と一緒に、俺たちのナニがニョキッってなる姿をあらわして、萌えになったのかなって推測を立ててました。 今調べてみたら、一方的で強い愛着心を持つこと、情熱、欲望のことをいうらしいですね。 やっとガッテンできました。 でも、俺と同じ辞書で調べた人は勘違いしてる人もいるんじゃないですかね? ナニがニョキッってなる姿をあらわしているんだと、思っている人が。 俺はさっきまでそう考えてましたがね!

 だけど俺は超可愛い女の子を見ても決して「萌えー」なんていったりしません。そんな気持ち悪い人間ではないはずです。俺はただニヤニヤしながら「超かわいいっーー!」って言うだけです。 はい紳士的な変態ですよ。えぇ。

 では今日はこのあたりにしておきましょうか。 気分が乗ればまた新しい記事かきますよ。 ではまた今度、さようなら。

 あ、「さようなら」って言葉は「左様ならば、これでお別れにしましょう」って昔言われていたので、その「左様ならば」をとってつけたみたいですね。 「こんにちは」 は今日って、うわぁああああ、もうちょっとかかせてぇええええ!

  この世界は間違いだらけである。正しさなんてよく理解できないはずだ。
人間はさまざまな考え方を持っている。一通りではない。数えたら何万何億という物事の考え方があるだろう。だが正しさの基準ならあるはずだ。



 お互いに幸せになる行動を取る。これが正義の基準だと、俺は考える。



   ―第壱章―
      送られた世界




 




  俺は、父の訃報を聞いてからというもの、非常に怠惰な生活を送っていた。目覚めたら大学へ行き、帰宅しレポートを書きノートをまとめ、寝る。遊ぶことさえもない。


 部屋は散らかり、足の踏み場もないような状態になっていた。憧れていた父が死んだ、志した父が死んだ。そして、この世界の本当の情勢を知った。それだけで胸が張り裂けそうだった。


 今となってはもう、流す涙も枯れていた。だが、この怠惰な生活は変化していない。


 父が死んだことは悲しかった。だが、父が死ぬことは子供の頃から覚悟していたことである。この程度じゃここまで落ちぶれたりはしない。


 


 俺は、父の葬儀の場で世界の情勢を知ってしまったのだ。




 その時俺は世界に絶望した。この国には情なんてものがないような気がしたのだ。


 その国で私は父の仲間からこの近隣の国々、そして今世界で治安の悪い国々の情勢まで教えてくれたのだ。
世界中で繰り返される、戦争、殺戮、虐殺。情なんてものはない。ただ人々が自分たちの利潤を求めて、人を殺すのだ。

 時には、残虐に、時には静かに・・・殺す。


 

 世界平和なんて遠い遠い夢だったのだ。



 それからの俺はただ闇雲に歩き続けるだけだった。見えるものは闇、闇、闇、希望なんて見えては来なかった。

 
 俺は日が経つにつれ自殺を考えるようになっていた。もうこの世の何事も嫌になったのだ。


 だが、俺は死ななかった。俺が自殺を決意したその晩、妖怪に幻想郷へ連れさらわれたのである。
その妖怪は紅い空間の中に無数の眼を覗かせるスキマを開きその中から出てきた。肩には豪華なフリルつきの傘を握り、格好は妖怪らしい見たことも無い服装であった。その妖怪はスキマに腰掛けにっと笑っていた。胡散臭さが半端ではなかった。だが死を覚悟した俺は恐怖を感じない、なんでもこいという状態だ。妖怪は口を動かし言葉としゃべった。



 「びっくりしたかしら? 私は妖怪よ。名を、八雲 紫(やくも ゆかり)というわ。」


なんとこの妖怪は俺に向かって自己紹介を始めた。俺はめんどくさそうに妖怪の言葉に耳を傾けた。


 「突然だけどあなたには能力がある。その能力はこちらの世界じゃ開花しない。その力を私と私の世界は欲しているの。その力はこちらに来て初めて使えるようになるはずよ。」

 なにをいっているのだこの妖怪は。能力だとかこちらの世界だとか開花とか、俺を騙して喰ってやろうとでも思っているのか?そんな疑問を抱きながらもその妖怪は話を続けた。


 「あなたを死なせるのは惜しすぎる、それだけの力を持っているのだから。だからこちらに来てくれないかしら。」

 俺を死なせるのは惜しい?だからきてほしい?意味が分からない。もうすぐ死のうという人間になんの力があるというのだろうか。やはりこの妖怪は俺を喰ってやろうと考えているのだろうか。まあ別にそれでも死ねるならいいかもしれない。また妖怪は話を続けた。


 「突然こんなことをしかも妖怪に言われたら、普通の人間は断るでしょうね。でもあなたに悪いことはしないしここの世界には飽き飽きしたのでしょう?こっちにはあなたの意にそぐわない世界があるし、なによりあなたにとって一番いい能力が手に入るはずよ。まあ断っても無理やり連れて行くけどね。」


 この世界に飽きた、か。なんだこの妖怪は、人の心を読むことでも出来るのだろうか。俺にとって一番いい能力?一体どんな能力だというのだ。しかも結局俺の意思なんて関係ないのかよ。

 そしてこの妖怪はさらににっと笑い口角を上げると大妖怪を思わせる優雅な声で、語尾にこう付け足した。


「峯野 威(みねの あきら)。」



 その妖怪は、胡散臭い笑みを浮かべ、スキマに腰掛けながらそう話したのであった。




*                                    *                                    *




 「ん・・・。 朝か。」
 

 最近、早寝しすぎて起きるのが極端に早くなってしまっている。まだ陽の昇りきってない朝だ。外はうっすら明るい。この季節なら6時ぐらいだろう。鳥が鳴いている。


 ここは、博麗神社だ。俺は朝早くに起きて境内の掃除をすることにしている。居候の身だからこそ、必要だと思ったからだ。まあ、二度寝が出来ないっていうの一つの理由だが。
 

 

この作品は「エブリスタ」という電子書籍サイトにも投稿してあります。決して盗作ではありませんのであしからず。
決して盗作ではありません! 大事なことなので二回言いました。


ちなみにここのサイトになります
http://estar.jp/.pc/_novel_view?w=22243205


こっちのサイトのほうが閲覧はしやすいとは思います。お好きな方でご閲覧くださいませ。
あ、ちなみにこの間この作品が強制非表示にされたので再UPしてあります。閲覧数が極端に少ないのはその所為ですよ?ええ。

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