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2008/11/30

ゴルゴ13第124巻-1イングリッシュローズ

■イングリッシュローズ(第412話) 発表1997年11月

評価   ★★★

依頼人  MI6責任者ガードナー

ターゲット ①エジプトの大富豪『ナディ・アルムンド』 ②ザ・ヴォイス新聞社主『ヘイワース』

報酬    ①£1,500,000 ②不明

今回弾丸発射数       3/ 通算弾丸発射数 2,269

今回殺害人数       3/ 通算殺害人数   4,544

今回まぐわい回数     0/  通算まぐわい回数   106

<ストーリー>
元英国皇太子妃『ダイアン』の死亡は陰謀によるものか?ゴルゴの関与は?ダイアナ死亡の謎に迫る問題作・・・

<この一言>
ヒューム家のバラは、見事だった、という事だな・・・?

<もう一言>
それにしてもこの男、彼が俺の仕事の目撃者であるように、この男から見ても・・・俺は彼の仕事の”目撃者”だったはずだ・・・それなのにこの男は、俺の始末をしようとはしなかった・・・俺を同業者と見ての油断なのか・・・?

<解説>
元英国皇太子妃『ダイアン』は皇太子との離婚の後、アラブの大富豪『ナディ・アルムンド』と交際を続けていた。しかし、アルムンドはイスラム教徒であること、中東経済に多大な影響力を持っていること、武器売買を行っていることから、MI6はアルムンドとダイアンの交際を快く思っていなかった。

アルムンドはダイアンとの結婚に向け次なる手を打つ。イギリスの高級紙『ザ・ヴォイス』を買収しようというのだ。『ザ・ヴォイス』は高級紙の発行だけでなく大衆紙『ザ・サンデーズ』も配下に収めており、英国世論を支配する目論見が透けて見える。MI6責任者『ガードナー』はゴルゴにアルムンドの暗殺を依頼する。一方、ザ・ヴォイス紙社主『ヘイワース』は、他の王室関係者と謀議を働きダイアンとアルムンドの暗殺を企てる。

パリでダイアンとアルムンドの乗ったベンツを、バイクに乗ったパパラッチが追いかける。その中にゴルゴとへワースらの指示を受けた暗殺者も紛れ込み、ダイアンの乗ったベンツを追走する。ベンツが他のパパラッチを振り払ったところで、暗殺者がリモコンでベンツのスピードをコントロールし制御不能にする。その刹那、バイクに乗ったゴルゴがベンツと併走、アルムンドを射抜く。直後にベンツはトンネル内の柱に激突、ダイアンは事故の衝撃で重体となり、1時間後に死亡する。ゴルゴは目撃者である暗殺者を殺害、ダイアン妃死亡の謎は永遠に葬られることとなる。

ダイアナ妃死亡の謎に迫る作品。作中の『ダイアン』はもちろん『ダイアナ』、『ナディ・アルムンド』は『ドディ・アルファイド』がモデルである。また、王室御用達デパート『ギャロップ』は『ハロッズ』であろう。ダイアナ妃死亡事件はMI6の陰謀説が今でも囁かれるが、本作に登場する暗殺者が使ったアルコール注入銃や自動車のスピードをコントロールするリモコンなど、あまりにもリアルで非常に興味深い。ダイアナ妃の死亡は1997年8月31日、本作発表は1997年11月。事件直後短期間で練り上げられた作品であることがわかる。なお、作中に登場するMI6『ヒューム』はゴルゴ登場歴No1の人物。第45巻-2『ヒューム卿最後の事件』を参照されたい。

ズキューン

ゴルゴ13 (124) 巻掲載
ゴルゴ13 (150)巻(最新刊)
★ゴルゴ・グッズ紹介 デイブ・マッカートニーの店★

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コメント

たぶん違うと思いますが、作中のヒューム家というのは、『アレック・ダグラス=ヒューム』の家だと思います。

カムバッカーさん、こんばんは。
>暗殺の世界も世代差がある
新しい視点ですね。確かにゴルゴは年をとらないようですが、やはり”業界”では大ベテランですからね。世代闘争をもっと見たいものです。

賛美歌13番さん、こんばんは、カムバッカーです。

もう一人の暗殺者が、あっさり去っていった後でゴルゴが始末して

「お互いに目撃者になるはずなのに・・・」

とドライなゴルゴが疑問に思うところに、暗殺の世界も世代差があるのかなと思いました。

ある意味、ゴルゴ以上にドライになっているのかもしれませんね>暗殺者の業界(?)。

それではまた(^O^)/~

sssさん、こんばんは。
ご要望の回答か自信がないので、念のため、ご自身でご確認をお願いします。
『イングリッシュ・ローズ』
ゴルゴ射撃:あり/銃口から火:あり/窓ガラス越し:あり
『禁じられた言葉』
ゴルゴ射撃:あり/銃口から火:あり/窓ガラス越し:なし
『返還前夜』
ゴルゴ射撃:あり/バズーカから火:あり/窓ガラス越し:あり

質問です。124巻で、ゴルゴが直接銃を撃つシーン、または銃口から火が噴くシーン、窓ガラスから穴があいて閃光が出るシーンはありますか?

ペロさん、こんばんは。
>確かに書き込んだ筈のコメントが消えていた
なんかOCN調子悪いですね。私がコメントを書き込むときも、サーバーが混んでいるのか、時折不可解な挙動をみせることがあります。

賛美歌13番さんこんにちわ。
(確かに書き込んだ筈のコメントが消えていたので、再び)
ヒュームは『ヒューム卿最後の事件』で逝った筈なので、この作品の時系列はそれより前ということになりますね。ヒュームは意外と最近まで御存命でいらっしゃったか(笑)
本日の一句「ヒューム卿、一体あなたは、いつ死んだ!?」

sssさん、はじめまして。
コメントありがとうございます。
更新頻度を上げるべく、がんばります。

初めまして、ゴルゴ13と必殺シリーズが好きな中1です。毎回楽しく拝見させていただいてます。
解説や殺害人数、弾丸発射数など、ここまで詳しく書いているサイトはここだけだと思っています。
更新楽しみにしています。

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