郡山市が子育て寄付PR強化 口座開設、世界に呼び掛け
郡山市は7月から、市すこやか子育て基金への寄付呼び掛けを強化する。専用の寄付口座を開設するなど手続きを簡略化させるほか、インターネットを通じて全国、世界に向け協力を求める。市が12日に発表した。
東京電力福島第1原発事故の影響が続く中、同市では遊び場整備や健康管理など、子育て施策への需要が高まり、継続的な財源確保が急務となっている。寄付をもとに、安心して子育てできる環境を充実させるほか、市外に避難する子どもたちの帰還につなげる狙いがある。
寄付はこれまで、現金や納付書による納付に限られていたが、口座振り込みも受け付ける。さらに、インターネットでの申し込みも可能とし、「手軽さ」をアピールする。寄付者の名前はコメントとともにホームページに掲載する。また、インターネットでの告知は、英語版、中国語版なども用意し、世界各国にPRする考え。寄せられた寄付金は、屋内遊び場の運営など原発事故を踏まえた事業のほか、子育て支援対策全般に活用していく方針。
(2013年6月13日 福島民友トピックス)
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