「川内高原そば」復活へ 作付け再開、村が農家に補助
東京電力福島第1原発事故に伴う旧緊急時避難準備区域で本年産米の作付けを再開した川内村は本年産から、ソバの作付けも再開する。12日に開かれた同村の6月議会で、農家に補助するソバ種子購入費145万円を盛り込んだ一般会計補正予算案を可決した。
同村のソバは「川内高原そば」として親しまれていた“川内ブランド”の一つ。作付けされるソバはコメの転作で、作付面積は95ヘクタール。村では102ヘクタールでコメの作付けを再開しており、転作のソバの作付面積と合わせると、事故前の76%に当たる197ヘクタールで営農が再開される。ソバは7月末ごろに種をまき、10月末から11月ごろに収穫予定。収穫したソバは放射性物質の検査後、販売を促進したい考え。
(2013年6月13日 福島民友トピックス)
|