【ニューヨーク=佐藤大和】世界銀行は12日、経済見通し(改訂版)を発表し、2013年の世界経済全体の実質経済成長率を2.2%と前回(1月時点)に比べて0.2ポイント下方修正した。中国やインドなど新興国とユーロ圏の景気を厳しく見直した。一方、1~3月期の高成長を踏まえ、日本は1.4%成長と0.6ポイントの上方修正とした。
米国は2.0%成長と前回予測(1.9%)とほぼ横ばい。一方、公共投資から民需主導の経済構造への転換を迫られている中国は、7.7%と前回から0.7ポイント引き下げた。
新興国経済の先行きを巡っては、米国の量的緩和策の縮小に伴う投資マネーの逆流を懸念材料と指摘した。
地域別で不振が目立つのがユーロ圏。マイナス0.6%と2年連続のマイナス成長が避けられないと判断した。
14年の世界経済の見通しは3.0%と、米中を軸とした成長加速を想定している。日本は1.4%成長と、今年と同じ水準を見込んだ。成長加速を実現するには規制緩和など構造改革の徹底が不可欠と指摘した。
下方修正
日経平均(円) | 12,445.38 | -843.94 | 13日 大引 |
---|---|---|---|
NYダウ(ドル) | 14,995.23 | -126.79 | 12日 16:33 |
英FTSE100 | 6,284.56 | -14.89 | 13日 14:05 |
ドル/円 | 94.48 - .52 | -2.32円高 | 13日 22:00 |
ユーロ/円 | 125.77 - .80 | -3.04円高 | 13日 22:00 |
長期金利(%) | 0.855 | -0.020 | 13日 15:24 |
NY原油(ドル) | 95.88 | +0.50 | 12日 終値 |
各種サービスの説明をご覧ください。