〔株式マーケットアイ〕日経平均・日足は「大陰線」、一目均衡表の「雲」を下抜く

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［東京　１３日　ロイター］ -

〔株式マーケットアイ〕

＜１６：０５＞　日経平均・日足は「大陰線」、一目均衡表の「雲」を下抜く

日経平均の日足は、上下に短いヒゲを伴う「大陰線」となった。サポートラインとみられた５日移動平均線（１万３０８８円８１銭＝１３日）と７５日移動平均線（１万３２２３円９９銭＝同）を割り込んだだけでなく、７日の直近安値（１万２５４８円２０銭）を下回ったことで売り圧力の強さを確認する足となった。一目均衡表では終値が昨年１１月１４日以来７カ月ぶりに「雲」と呼ばれる抵抗帯（１万２７９８円５３銭─１万３５７１円６３銭）を下回り「三役逆転」の弱気ポジションが完成。下振れリスクの高い形状になっている。２５日線と終値のマイナスかい離が１２％近くまで拡大し、いったんはリバウンドしてもおかしくないが、戻りが鈍いと下値模索の展開となりやすい。当面の下値は、中期上昇相場の起点となった昨年１１月１３日安値（８６１９円４５銭）から５月２３日高値（１万５９４２円６０銭）までの上げ幅に対する半値押しの１万２２８１円がメドになる。

＜１５：１２＞　新興株式市場は反落、個人投資家は押し目買いの動き

新興株式市場は反落。日経ジャスダック平均、東証マザーズ指数とも前日比で１％超の下げとなった。日経平均が急落したことで投資家心理が悪化し、売り優勢となった。一方、「外部環境が不透明感を強めるなかで、海外要因の影響を受けにくい新興株に個人投資家の資金が向かっている」（国内証券）との声があった。きょうジャスダック市場に新規上場した横田製作所 の初値は公開価格比２．４倍の１７０２円だった。終値はストップ高の２１０２円。

＜１４：２５＞　日経平均は軟調継続、円高止まらず企業業績に懸念も

日経平均は軟調継続、下げ幅は再び７００円を超えている。市場では「円高が止まらず売り圧力が強くなっている。今期想定レートを１ドル９５円に設定している企業が多く、これ以上の円高は企業の収益計画にも影響を与える」（大手証券）との声が出ている。

＜１３：１７＞　日経平均は下げ一服、積み上がっていた先物ポジションの解消売り一巡

日経平均は下げ一服。きょうの安値から３００円近く値を戻し、１万２７００円前半で推移している。

市場では「前場では大きなロットの先物売りが出て下げが加速したが、積み上がっていた先物ポジションもある程度解消されたとみており、短期的な下値を確認したのではないか。ＳＱ（特別清算指数）前の期先へのロールオーバーもほぼ終了したとみている」（国内証券）との声が出ていた。

＜１０：５５＞　日経平均が一時778円安、6月7日安値を下回る

日経平均が一段安。下げ幅を一時７７８円まで拡げ、６月７日の直近安値１万２５４８円２０銭を下回った。

市場では「ロングオンリーの海外勢による幅広い銘柄への売りが観測されているほか、ドル９５円割れとなった円高進行に連動してリスク回避の株売りが加速した。あすのメジャーＳＱ（特別清算指数）算出をめぐって先物への仕掛け売りも出ているようだ」（準大手証券）との声が出ている。

＜０９：４３＞　日経平均は400円超す下げ幅、円高に連動した先物売り

日経平均は大幅安。下げ幅は４００円を超え１万２８００円台後半で推移している。「為替に連動した先物売りに加え、あすの先物・オプションＳＱ（特別清算指数）算出に絡んだ仕掛け的な売りも出ている。米緩和策の縮小懸念が残るうちは上値も重そうだが、三菱商事 など優良株の一部には長期運用資金とみられる押し目買いも入っている」（準大手証券）との声が出ている。

＜０９：１１＞　　3日続落、海外株安や円高で日経300円超の下げ

寄り付きの東京株式市場で日経平均は３日続落。前日比で３００円を超える下げとなり、１万３０００円を下回っている。米連邦準備理事会（ＦＲＢ）の金融緩和措置縮小をめぐる懸念が払しょくされないなか、米国株が大幅続落したうえ、ドル／円が９５円台と円高に振れており、外部環境の悪化が重しとなった。トヨタ自動車 、キヤノン などの主力輸出株や野村ホールディングス など金融株を中心に売りが先行している。日経平均１万３０００円割れ水準は値ごろ感などから押し目買いが期待される一方、先物主導で下値を探る展開も警戒されている。

＜０８：２７＞　　寄り前の板状況、主力輸出株はほぼ売り優勢

市場関係者によると、寄り前の板状況は、ソニー は買い優勢だが、トヨタ自動車 、ホンダ 、パナソニック 、キヤノン など主力輸出株はほぼ売り優勢。指数寄与度の大きいファーストリテイリング 、ファナック は売り優勢となっている。

また大手銀行株では、三菱ＵＦＪフィナンシャル・グループ 、みずほフィナンシャルグループ は売り優勢だが、三井住友フィナンシャルグループ はやや買い優勢となっている。