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【グラニュース】ピクシー原点回帰 中盤フラット4−4−2布陣2013年6月13日 紙面から 名古屋グランパスのドラガン・ストイコビッチ監督(48)が12日、原点回帰となるフォーメーションでの守備力復活に着手した。飛騨古川キャンプ2日目の午前練習で、中盤が横1列に並ぶ4−4−2の布陣で守備の戦術練習を実行。就任初年度の08年に旋風を巻き起こした戦術で、中断後の巻き返しを狙う。 気温32度の真夏日となった飛騨古川で、守備戦術を担当するジュロヴスキーコーチの熱い指示の声が響き渡った。「大事なことはコンパクトにすることだ!! 縦パスを通させるな!!」。DFラインと中盤の8人が2列に並ぶ4−4−2。前日に「この現状を打破するためにあらゆるものを変えていく」と話した通り、ストイコビッチ監督はシステム変更に着手した。 原点回帰のフォーメーションだ。フラットな4−4−2は、ピクシー就任初年度の08年のグランパスの基本布陣。3位に入ったこのシーズンの失点数は35で、就任後5年間で最も少なかった。上下左右にコンパクトな陣形を保ちながら、連動してプレスをかけるゾーンディフェンスは、意思統一と高い運動量が必要。それでも、今季13試合で20失点を喫した守備の立て直しには、最も手堅いやり方とも言える。 連敗中はポッカリ空いた中盤のスペースを2人のボランチが埋めきれずに失点を重ねた。この日の練習では、中央での相手の縦パスへの対応を徹底していたが、DFラインの上下動が少ないため中盤の4人の運動量が激増。MF田口は守備戦術の整備を歓迎したうえで、「FWも含めて守備を一緒にやらないと。もっとDFラインも上げてコンパクトにできれば」と提言。藤本も「トップ下がいてくれれば楽になる」と話した。まだまだやるべきことは多い。 2月のタイキャンプでは3−4−3の新布陣に挑戦したが、指揮官は開幕わずか66分で放棄。ある主力選手は「大事な時間を無駄にした」とまで言った。今キャンプが終わっても、継続的な戦術練習で戦い方を確立することを、多くの選手は求めていた。 (宮崎厚志) PR情報
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