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岩手・宮古 特産のウニ漁が解禁6月7日 12時33分
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東日本大震災の津波で大きな被害を受けた全国有数のウニの産地、岩手県宮古市で、ことしのウニ漁が解禁されました。
宮古市の田老地区は、震災前は10トン近い水揚げがあった全国有数のウニの産地です。
ことしは、天候の影響で例年より2週間ほど早く、7日、ウニ漁が解禁されました。
この地区では、450隻あった漁船の8割が津波の被害を受け、おととしは全く漁ができなかったうえ、去年も漁船の数が少なく、思うように漁ができませんでした。
ことしは、使える漁船の数がほぼ震災前の水準に戻り、3年ぶりに本格的な漁ができるようになりました。
午前4時半ごろから小型の船で海に出た漁業者が、水中を見るための箱メガネをのぞき込みながら、5メートル近くあるさおを使って海底のウニをとっていました。
港の作業場では、水揚げされたウニを、殻を割って、専用のスプーンで手際よく身をくりぬいていました。
漁を終えた男性は「きょうは水中の視界が悪くてあまり取れなかった。また視界がよいときに大きいウニを取って皆さんに食べてもらいたい」と話していました。
宮古市田老地区のウニ漁は8月まで行われ、水揚げされたウニは岩手県内や首都圏などに出荷されるということです。
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