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2013年6月12日(水) 東奥日報 ニュース



■ 何に見える? 岩木山の雪形

写真
好天に恵まれくっきりと姿を現した岩木山。残雪の形が動物のように見える部分も=11日午前、弘前市茂森町付近から撮影
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 ヤギ? 牛? それともツバメ? 晴天となった11日、弘前市内などからは岩木山の山肌に、動物などに例えられる、さまざまな雪形がくっきりと見えた。

 同市茂森町から岩木山を望むと、ヤギのようにも見える大きな雪形(図の(1))が目立つ。岩木山の残雪や雪形に詳しい雪氷物理学の佐藤清一・弘前大学名誉教授(82)=同市=によると、この雪形は、ツバメや牛などにも例えられている。

 山頂付近の雪形(図の(2))は「種蒔(ま)き爺(じじ)」などと呼ばれ、その左下の雪形(図の(3))は「苗背負い婆(ばば)」などと言われるという。

 同市茂森町の飲食業石川展子さん(62)は「普段あまり気にしていませんが、ヤギだと言われるとそう見えますね。時々気をつけて見てみます」とにっこり。佐藤名誉教授は「岩木山というキャンバスに、自由に好きな絵を見たらいいのではないか」と話す。

 青森市の雪形研究家室谷洋司さん(73)は「岩木山は周囲360度のうち約280度が里に面している。昔から目にする人が多いため、雪形の種類が日本で一番多い山と思う」と評している。

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