首相 日米同盟基軸の外交を強調6月9日 15時39分
安倍総理大臣は、NHKの「日曜討論」で、米中首脳会談に関連して、両国の協力関係の強化は世界の平和と安定に資すると評価する一方で、日本とアメリカは同盟関係にあり、米中関係とは決定的な差があるとして、今後も日米同盟を基軸に外交を展開していく考えを強調しました。
この中で、安倍総理大臣は、米中首脳会談で戦略的な協力関係の強化が打ち出されたことについて「中国は世界戦略で当然、米中関係をよくしていこう、米中で接近してオバマ大統領と信頼関係を築こうとすると思う。その方向は間違っていないし、世界の平和と安定にとってはいいことだろうと思う」と述べました。
一方で、安倍総理大臣は、アメリカと中国の接近を懸念する見方に関連して「日米関係は同盟関係であり、第7艦隊の拠点が日本にあるからこそ、アメリカはアジアのプレゼンスを守ることができる。これは決定的な差と言ってもいい。アメリカが、日本から上海に基地を移すということはありえない」と述べ、今後も日米同盟を基軸に外交を展開していく考えを強調しました。
また、安倍総理大臣は、来週、イギリス・北アイルランドで開かれるG8サミット=主要国首脳会議について「まず日本が進めている経済政策『三本の矢』の説明をし、これからは日本のGDP=国内総生産をしっかりと増やし、もう一度、日本は力をつけて世界経済の成長にも貢献していくという話をしたい」と述べました。
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