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「もんじゅ」 さらなる資料提出求める6月13日 16時17分
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原子力発電所の断層を調査している国の原子力規制委員会は、福井県にある高速増殖炉「もんじゅ」について、現地調査を前に会合を開き、「活断層ではない」と説明する事業者に対し、専門家からさらなる資料の提出を求める声が相次ぎました。
原子力規制委員会は、6か所の原発で断層の調査を行う計画で、福井県敦賀市にある高速増殖炉「もんじゅ」について会合を開き、島崎邦彦委員と専門家4人が参加しました。
「もんじゅ」では、西側500メートルほどに「白木ー丹生断層」と呼ばれる活断層があり、敷地内の断層が引きずられて動く可能性が指摘されています。
会合で日本原子力研究開発機構は、ボーリング調査などの結果を示し、「原子炉がある建物などの下を走る断層は活断層ではない」と説明しました。
これに対し専門家から、「断層の活動性は年代を複数の方法で調べないと判断できない」「西側の活断層との関係を明確に示す資料が必要だ」と、さらなる資料の提出を求める声が相次ぎました。
島崎委員と専門家は来月にも現地調査を行うことにしています。
原発の断層を巡って、規制委員会は、福井県の敦賀原発について「活断層である」と判断し、2号機は運転できず廃炉になる可能性があるほか、運転中の大飯原発でも関西電力の追加調査が終わりしだい現地調査を行うことにしています。
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