NHK北海道のニュース 札幌放送局
原因は米海兵隊員の操作ミス
アメリカ海兵隊が道東の矢臼別演習場で行っていた実弾射撃訓練で、11日、砲弾が演習場の外に着弾した問題で、訓練を行っていた部隊の責任者らが、13日、演習場の地元の4つの町を訪問し、再発防止策などを説明しました。
地元の町を訪問したのは、矢臼別演習場で訓練をしている部隊の責任者であるアメリカ海兵隊第12連隊のジェイソン・ブラウン中佐と北海道防衛局の島川正樹局長で、午後には標茶町役場を訪れました。ブラウン中佐は今回の問題について「あってはならない人為的な操作ミスで起きてしまった。訓練は住民の支持があって初めて行うことができるもので遺憾だ」と謝罪したうえで、再発防止のため、射撃の手順を確認するためのチェックリストを設置することや、訓練に参加している、すべての隊員で話し合い、安全確保の手順を反復するなどの対策をとることを説明したということです。
さらに、ブラウン中佐は訓練再開の見通しについて報道陣に対し「再開するかどうかは、まもなく判断されることになるだろう。1日も早く訓練が再開できることを望んでいる」と述べました。
06月13日 18時02分