NHK北海道のニュース 札幌放送局
砲弾の演習場外着弾で道に説明
アメリカ海兵隊が道東の矢臼別演習場で行っていた実弾射撃訓練で、砲弾が演習場の外に着弾した問題で、北海道防衛局の蓑浦正彦次長が道庁を訪れ、再発防止策などについて説明しました。
道東の矢臼別演習場で、11日、アメリカ海兵隊が発射した155ミリりゅう弾砲の砲弾が目標地点をはずれ演習場の外側、およそ500メートルの国有地の草地に着弾しました。
この問題で北海道防衛局の蓑浦正彦次長が13日、道庁を訪れ、加藤聡危機管理監に対し、2人の海兵隊員が、照準を合わせるなどの操作を誤ったほか、砲身の方向などの点検も不十分だったとして、「人為的なミス」が原因だったと報告しました。
そのうえで、この隊員2人を任務から外したうえで、今後、安全確認の手続きを徹底するとしていることなどを説明し「地元の理解を得られれば実弾射撃訓練を再開したい」というアメリカ海兵隊の意向を伝えました。
加藤危機管理監は、記者団に対し「再発防止策については『防衛省としても問題のないものと考えている』という話があった。そのことも踏まえ、関係4町の意見を聴いて今後の対応を考えたい」と述べました。
06月13日 15時06分