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「報奨金プログラム」スタートで、違法コピー通報が約9倍に増加

「報奨金プログラム」スタートで、違法コピー通報が約9倍に増加

2013年6月5日(水) 13時24分
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報奨金プログラムの適用条件(抜粋)
 国際的なソフトウェア著作権保護団体の「BSA | The Software Alliance」は5日、組織内違法コピーの解決につながる有力情報の提供者に対し、最大100万円の報奨金を提供する「報奨金プログラム」の開始後、通報が約9倍に増加したと発表した。

 「報奨金プログラム」は、6月1日~7月31日の期間限定で実施されているが、6月1日~2日の2日間の平均通報件数が、今年の同プログラム開始前までの平均通報件数(1月1日~5月31日)と比較し、約9倍に増加したという。またBSAのホームページへの来訪者数とページビューも、大幅に増加しているとのこと。

 BSA日本担当共同事務局長の松尾早苗氏は、「報奨金プログラムに対する反響の大きさに驚いています。これは、日本で初めて違法コピー対策に100万円という報奨金を設定したことはもちろんですが、それだけ多くの方が、職場で違法コピーの利用を余儀なくされていることの表れだと確信しています」とのコメントを寄せている。

 BSAは、1988年に米国で設立。1992年以降、日本でも活動を開始した。BSAが開設中の情報提供ページには、今でも年平均約400件もの情報が寄せられている。また、これまでBSAへの情報提供で発覚した組織内違法コピー事案には、日本企業が権利者に対し1億円を超える損害賠償金で和解したケースが複数あるとのこと。

BSA | The Software Alliance -「違法コピー解決にご協力下さい。」 http://www.bsa.or.jp/piracy2/index.html
《冨岡晶》
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