トップページ文化・エンタメニュース一覧宮古 天然ワカメの漁始まる
ニュース詳細

宮古 天然ワカメの漁始まる
6月6日 13時5分

宮古 天然ワカメの漁始まる
K10051145311_1306061312_1306061316.mp4

東日本大震災の津波で漁船が流されるなどの被害を受けた岩手県宮古市で特産の天然ワカメの漁が始まり、ことしは震災前とほぼ同じ数の船が海に出て僅かしか取れない貴重なワカメを収穫しました。

宮古市の重茂地区で取れる天然ワカメは、養殖ワカメより歯応えがあって濃厚な味が特徴で、毎年この時期の数日間だけ漁が行われます。
ことしは6日と7日の2日間行われ、6日は午前5時ごろに地元の漁業者たちが「サッパ船」と呼ばれる小型船で漁に出かけていきました。
そして、岩場に船を止めると深さ3メートルほどの海底をのぞき込み、鎌のついたさおを使ってワカメを刈り取っていきました。
水揚げされたワカメは食べられない根元と先の部分が取り除かれていき、漁業者たちは岩手県内や東京などへの出荷に向けてトラックに次々と積み込んでいきました。
岩手県の県漁連によりますと、重茂地区のサッパ船は震災の津波でおよそ800隻のほとんどが流される被害を受けましたが、2年を経て震災前とほぼ同じ数に戻ったということです。
漁業者の1人は「毎日、漁に出られるのはありがたいことです。ここで取れた天然ワカメを1人でも多くの人に食べてほしいです」と話していました。

[関連ニュース]
k10015114531000.html

[関連ニュース]

  自動検索

このページの先頭へ