できごと【生野通り魔】突然の凶行に凍り付いた早朝 刃物男、男性を執拗に追う2013.5.22 11:53

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できごと

【生野通り魔】
突然の凶行に凍り付いた早朝 刃物男、男性を執拗に追う

2013.5.22 11:53
生野区現場

生野区現場

 「助けてくれ」。22日の早朝、大阪市生野区で新聞配達中に刺された川口修一さん(61)は男の刃物から逃れようと必死で逃げたが、すぐに路上に倒れ込んだ。早朝の商店街に悲鳴と絶叫が響き、住民は突然の凶行に凍り付いた。

血のナイフ、激高し警察官に「知るか!」

 事件を目撃した50代のパート女性は「刺された男性の下半身付近にすぐに血だまりが広がった。犯人の男が『うー、うー』とわめき声を上げていた」と、脅えた様子で当時の状況を語った。

 男は川口さんを追いかけるうちに狙いを変え、たまたま通りかかった越智美智子さんに刃物を向けたとみられる。

 自営業の男性(61)は「女性が『助けて』と叫んでいるのを聞いて、マンションから外を見ると、警察官数人が男を取り押さえていた。男は特に暴れる様子もなかった」と振り返った。

 また、飲食店経営の男性(62)も「刺された女性の近くで、通行人の男性と男がもみ合いになっていた。男性が男の首をつかんで取り押さえ、その後駆けつけた警察官が制圧した。警察官が『仲間はおるんか』と聞くと、男は『知るか!』と言っていた。そばには血の付いたナイフが落ちていた」と話した。

このニュースの写真

路上で刃物で男女2人が刺された現場付近を調べる捜査員ら=22日午前9時50分、大阪市生野区(山田哲撮影)
刃物で男女2人が刺された現場付近を調べる捜査員ら=22日午前9時54分、大阪市生野区(山田哲撮影)

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