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あなたが息を吹きかけると
海は彼らを覆い
彼らは恐るべき水の中に鉛のように沈んだ。
(出エジプト記 15章10節)
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いや〜なかなか、うまくいかないものだな。
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マーガを敷地内に入れたまでは良いけど教会の門が固く閉まっていて開かないや。
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頑張れマーガ達!!
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サリーちゃんは兵舎を落としたかな?
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ていうか、メッセージが五月蝿いな…
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どうやったら止まるんだ?
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【自動メッセージをOFFにしますか?】
あっ…なんかでた。
もちろん、承認で。
よし、止まったな…
さてと…教会の門が開かないと皆殺しにできないぞ〜困ったな?
あっ!! 僕が開ければいいじゃん!!
馬鹿だな〜僕は。
ちょっと反省してマーガ達を下がらせて門の前に立つ。
『閃黒切断』
門の扉の隙間を指でなぞり扉を蹴る。
すると、門が開き開いた事に驚いた兵士達の視線が僕にあつまる。
ゆっくりと彼らに指を指して僕はその場に相応しいセリフを叫んだ。
「突撃!今日のご飯は何なんだ!」
僕の号令と共にマーガの大群が教会に流れ込む。
ちなみに彼らのご飯は固いパンでした。
戦闘はすぐに終わった。
兵士達は全員が死体かマーガになった。
僕は兵士達の屍を絨毯にして教会を歩く。
廊下を歩いているとバタバタと騒がしい音がする。
音の元へ行くと神官の一人が荷物を鞄に色々な物を詰め込んでいた。
「ハロー。」
とりあえず挨拶をする。
大事だよ挨拶は…
「ひぃ!?」
神官が驚き逃げようとする。
しかし、逃げ道には僕がいる。
あっ…飾ってある剣を取った。
「ど、どけぇっ!!」
神官はブンブンと剣を振り回しこっちへ来る。
とりあえず僕はそれを避ける。
ついでに片足をだしておくと
「ぶへぇ!!」
このように派手に顔から転ぶ。
剣を持つ手を踏むと悲鳴をあげる。
五月蝿いので
「黙らないと踏み潰すよ?」
と言うとピタッと悲鳴が止まる。
そうだ、探すのは面倒だから聞いてみよう。
「ねぇ、他の神官はどこにいるの?」
「だ、誰が…!!」
「死ぬ?」
「司祭室だ! もう一人は下にいる!」
下にいたっけ?
ああ…いたな“真っ二つ”になった奴が、閃黒切断で巻き添えになったか。
「うん、分かった。ありがとうね!」
「じ、じゃあ…」
「それじゃあ“死のうか”?」
「え…ギャ!」
僕は神官の頭を軽く踏む。
「あれ? 僕は“殺さない”なんて一言も言ってないよ?」
ガスっ!!
「ギ!」
ぐしゃ!
「それに、攻めてきたのに敵を見逃す訳ないじゃん」
ぐしゃ、ぐしゃ!
「た、たす…」
ぐしゃ!
「だから、僕は間違っていない…間違っているのは“君”なんだよ。」
ぐしゃ!
ぐしゃ!
ぐしゃ!
ぐしゃ!
ぐしゃ!
ぐしゃ!
あれ? 動かなくなった。
やりすぎたな…まぁ、いいか!
僕はベトベトになった足で司祭室へ向かう。
迷子になりました!
はい、場所を聞くのを忘れた僕が悪いですね!
うわーん!ここどこー(泣)
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