3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 17:48:12.77 ID:XnavbCWCO
    『学校』

    委員長「……」

    クラスメイト「ニヤニヤ」

    委員長(私の机と椅子がない)

    女「外でも見てみればぁwww」

    委員長(え?)

    委員長(あ……私の机……)

    委員長(ベランダから捨てられたのかな……)

    委員長(携帯とか入れっぱなしにしてたのに……壊れてないといいけど)

4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 17:51:37.87 ID:XnavbCWCO
    委員長(拾いにいかなきゃ……)

    女「ニヤニヤ」

    女子「ニヤニヤ」

    クラスメート「ニヤニヤ」

    委員長(……)

    委員長(なんで、皆笑ってるんだろ)

6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 17:57:04.73 ID:XnavbCWCO
    机の落ちている所

    委員長「中身無事かな」

    委員長「……」

    委員長「ノートも教科書も、全部破かれてる……」

    委員長「……」

    委員長「あれ、携帯がない。確かに入れてたはずなのに」

    委員長「もしかして……」

    委員長、ふいに教室を見上げる。

    女「ばぁ〜かwww!」

    そこには、自分の携帯を握る女の姿があった。


既出ジャンル「絶望巨乳委員長」
【パート1】【2】【3】【4】【5】【6】【7】【完】



7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 18:02:46.96 ID:XnavbCWCO
    委員長は机を教室まで運び、女の所へ向かう。

    女「落ちてたから拾ってあげたよ」

    委員長「あ、ありがと……」

    女「せっかく拾ってあげたのに、それだけ?」

    委員長「え?」

    女「普通、なんかあるでしょwww?ねぇみんな」

    女B「たしかにwww」

    女C「あるよねwww」

    委員長「あ、あの、私に出来ることならなんでもするから、携帯返して」

    女「なんでも?」ニヤニヤ

12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 18:08:21.88 ID:XnavbCWCO
    なんでこんな事になってしまったのか。
    ほんの一ヶ月前までは、毎日が楽しかったのに。

    そう、ほんの一ヶ月前はまでは、多くの友達に囲まれ、楽しい高校生活を送っていたはずなのだ。

    それが、高校三年生になったこの春から、今の有り様だ。

    原因は解りきっている。

    女「なんでもしてくれるのかぁ、皆も聴いたよね?」

    女「だったら携帯は返してあげよっかなぁ」

    全ては、この女のせいだ。

14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 18:12:28.87 ID:qxUTtpHdO
    ここからキョニュウ設定が生きてくるんですね

15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 18:14:28.58 ID:XnavbCWCO
    ことの始まりは、新学期最初のホームルームからだった。

    元からマジメで、去年からクラス委員長をやっていた委員長は、当然のように今年もクラス委員長に推薦された。

    二年間もやってきていたし、内申書にも書いてもらえるため、断る理由はなかった。

17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 18:21:09.36 ID:XnavbCWCO
    そんな委員長と同じクラスに、色々な意味で目立つ者がいた。

    そいつは私立校なのに派手に染められた髪が特徴的で、自分の嫌なことは何一つしない、女王のような人物だった。

    女「じゃ、こんなのいらないし、ハイ返すね」

    それがこの女だ。

    どうやら、彼女の勝手が許されているのは、彼女の祖父がこの学校の校長だということに関係しているらしい。

    孫を溺愛する校長は、女の我が侭を全て聞き入れていた。
    そして、それに逆らうものは……

18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 18:26:17.82 ID:XnavbCWCO
    そういうことがあり、教師すらも手出しの出来ない女だったが、マジメな性格の委員長は、見てみぬフリなど出来なかった。

    委員長「あの、これは皆で参加することですから」

    女「え、なに?私に逆らう気?」

    委員長「逆らうとかじゃなくて……」

    委員長「とりあえず、今はホームルーム中ですから、携帯はしまいませんか?」

    女「は?なんなのアンタ、うざいんだけど」

    これが、悲劇の始まりだった。

20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 18:33:25.68 ID:XnavbCWCO
    これをキッカケに、委員長は女のターゲットにされた。

    女も初めは、純粋に委員長の事が気に入らなかったのだろうが、今ではもう遊びでイジメていると言ってもいい。

    女は教師すらも従える権力を使い、まずはクラスメイト達を仲間に引き込んでいった。

    委員長をイジメろ。さもなくば、お前がイジメられるし、成績もどうなるか。

    女の鶴の一声で、かつての委員長の友達ですら、皆女の下に付いていた。

    そして、一ヶ月経った現在、委員長の味方や友達など、学校には一人もいなくなっていた。

22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 18:39:10.07 ID:XnavbCWCO
    そうだ、もう私には友達なんて一人もいない。

    味方になってくれる先生もいない。

    学校なんて、正直嫌いだ。

    だけど、私は学校を休めない。

    委員長、帰宅

    委員長「ただいまぁ」

    母「あら、おかえり。最近帰ってくるの早いわね」

    母「夕飯は作っておいたからね。お母さんまたすぐに仕事だから」

    委員長「うん」

    母「ごめんね、ご飯も一緒に食べれなくて」

    そう、私が学校へ行かないということは、この優しい母を裏切ることになるからだ。

23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 18:45:07.03 ID:XnavbCWCO
    幼い頃に父を無くした私を、ここまで育ててくれた母。

    母は高校受験に失敗した私を私立に通わせるため、朝から夜遅くまで働いている。

    仕事先の人間はうちの事情を理解してくれているらしく、こうして母が私に夕飯を作る時間などを与えてくれる。

    私はいつもそんなことはいいと言っているのに、母はいつも夕飯を作ってくれるし、お弁当だって作ってくれる。

    私の将来の幸せのことだけを考えて、頑張っているお母さん。

    そんな母に、学校へ行きたくないだなんて、言えるわけがない。

24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 18:48:06.57 ID:w4YTYs3NO
    教育委員会があるだろ………

25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 18:51:12.51 ID:XnavbCWCO
    母は慌ただしく再び仕事へ向かう。

    私は母の作ってくれた夕飯を食べることにする。

    美味しい。

    うちのお母さんは料理上手だ。

    優しくて、美人で、料理も上手い。自慢の母親。

    私が一番尊敬している人。

    そんな人を、悲しませたくない。

    あと一年、そう、あと一年私が耐えればいいだけなのだ。

    いや、もしかしたらそれより早くほとぼりが冷めるかもしれない。

    今は、とにかく勉強して、国公立の大学に受かることだけを考える。

    それが、私が母に出来る恩返しだから。

    明日も学校で沢山勉強しないと。

    ……だけどやっぱり、学校のことを考えると憂鬱だ。

26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 18:58:46.72 ID:XnavbCWCO
    翌日

    委員長「行ってきます」

    と、家を出るが、既に母は仕事に出ていて、家にはいない。

    私は母の作ってくれたお弁当を鞄に詰める。今日のお弁当は私の大好きな唐揚げだ。
    お母さんの手作り唐揚げは凄く美味しい、今からお昼が楽しみだ。

    今日も、きっと女さんやその取り巻き、他のクラスメート達からも嫌がらせを受けるだろうけど、きっと耐え抜いてみせる。

    お母さんを悲しませるくらいなら、イジメられる方がマシだ。

27 :将来有望ニート:2009/04/10(金) 19:00:26.64 ID:1nK80RCmO
    絶望キョニュウに惹かれて開いてみたら(´;ω;`)

28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 19:06:43.48 ID:XnavbCWCO
    女「おはよう」

    教室に着いて、挨拶してみるが、誰一人返してはくれない。

    初めは、そのことに大きなショックを覚えたけれど、今ではもう慣れた。

    私は無言で席に向かう。よかった、今日は机も椅子もある。

    だけど油断は出来ない。前は、椅子にペンキが塗られていたことがあった。

    念を入れて机や椅子をチェックする。自分の席をこんなに警戒しなければいけないなんておかしな話しだと思った。

    私は次に、ロッカーをチェックする。

30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 19:13:23.56 ID:XnavbCWCO
    私は教室の後ろに並ぶロッカーに向かう。

    私のロッカーは、同じ物が並んでいてもすぐに見つけられる。
    扉がボコボコにされているからだ。きっと放課後に男子が殴ったり蹴ったりしたのだと思う。

    ボコボコにされて、今にも壊れそうなロッカーを開ける。
    以前は鍵を付けていたが、ペンチや何かで破壊されるので無意味だと最近知った。

    ロッカーの中には、何も入ってない。
    昔は体操着や教科書などを入れていたのだけれど、切り刻まれるので今では全て持ち返っている。

    こうして確認するのは、物を盗られてるかじゃなくて、何かを入れられていないか確認するためだ。

31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 19:19:47.79 ID:XnavbCWCO
    よかった。今日は何もされていない。

    ちょっと前に、隣のクラスの子の財布が私のロッカーに入っていたことがある。
    もちろん、私はそんなことをしていない。

    だけど、誰も私の話を聴いてはくれない。
    女さんに嫌われている私の味方なんて、この学校には存在しない。

    危うく停学になる所だったが、必死に謝り、なんとかそれだけは避けて貰えた。
    それでも母にはばれてしまったが、母だけは私の言うことを信じてくれた。

    母は酷い悪戯ね、と優しく微笑んでくれた。

32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 19:26:26.60 ID:XnavbCWCO
    やがて授業が始まった。
    昨日ノートを破かれてしまったので、今日は新しいノートだ。

    流石に、授業中は嫌がらせもない。

    今日は、まだ何もされていない。

    嵐の前の静けさというべきか、何もされないのが、逆に不気味だ。

    それに、なんだか私を除いたクラスメート全員が、なにやらひそひそと話している気配がする。

    被害妄想だろうか?
    私の話をしているような気がする。

    気になって、授業に集中出来ない。

33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 19:34:18.94 ID:XnavbCWCO
    昼休みになった。
    楽しみにしていたお弁当が食べられる。

    クラスの皆がいくつかのグループを作っていくなか、私は一人でお弁当を広げる。
    せめて端っこの席ならばよかったのだが、あいにく私の席はクラスのど真ん中。

    私を避けるように端っこにグループが出来ている。もう慣れたとはいえ、やはり悲しい光景だ。

    女「へぇ〜、委員長のお弁当は唐揚げかぁ」

    孤立した私に、孤立するようにした張本人の女さんが話しかけてきた。

    女「この唐揚げを食べてるから、委員長はそんなに胸が大きいのかな?」

    女B「www」

    女C「www」

35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 19:43:18.25 ID:XnavbCWCO
    女さんたちに胸のことをからかわれる。

    自慢ではないが、いや、むしろ嫌なのだが、私の胸は大きい。

    Dカップくらいで成長が止まってくれたら嬉しかったのだが、私の胸は今も成長を続けている。

    大きい胸なんて、良いことは何もない。

    走ると揺れて痛いし、肩がこるし、見られるし、ブラジャーも可愛いくないし、値段も高いし、こうやってからかわれるし。

    女「貧乏な癖に、そのおっぱいはどっから栄養を得てるんだろうね?」

    私だって疑問だ。
    お母さんも胸が大きいから、きっと遺伝だと思う。

36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 19:52:02.05 ID:XnavbCWCO
    女「ねぇ、委員長て何カップなの?」

    委員長「え……」

    女「教えてよ」

    委員長「は、恥ずかしいよ」

    嫌だ。コンプレックスである胸のカップのことを、言いたくなんてない。

    女「なによ、せっかく昨日携帯返してあげたのに、恩を仇で返す気?」

    女B「そうだよ」

    女C「最低〜」

    委員長「そ、そんな……」

    女「ま、いっか」ニヤニヤ

    女「これは放課後のお楽しみにしとかないとね」

    放課後のお楽しみ?嫌な予感しかしない。

    女「じゃあね」ニヤニヤ

    ガシャアン。

    女さんは去り際に、私のお弁当を床に落としていった。

38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 20:01:09.63 ID:XnavbCWCO
    女「あっ、ごめ〜んwww」

    どう見ても、わざとだった。

    瞬間、カッとなった私はせめて一発相手の頬を叩いてやろうかと思ったが、すぐに冷静なる。

    こんな所で殴ってしまったら、今度こそ私は停学になる。いや、下手したら退学になってしまうかもしれない。

    グシャ

    女B「あ、ごめんwww」

    女C「やだ、私も踏んじゃった〜www」

    私の大好きなお母さんの唐揚げが、目の前で踏み潰されてしまった。
    怒りと悲しみが沸き上がるが、ここで反応したら相手を喜ばせるだけだ。

    私は平気なフリをして、すぐにそれを片付けて、トイレに篭って少しだけ泣いた。

40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 20:10:14.60 ID:XnavbCWCO
    トイレは、この学校で唯一私が安らげる場所だ。

    誰もいないことを確認してから、溜めていた涙を流す。嗚咽がトイレに響く。

    委員長「ひっく……うぅ、お母さん、ごめんね……」

    私は母の気持ちを考えてみる。

    朝から晩まで働いて、とても忙しいのに、早起きしてお弁当を作ってくれる、母の気持ち。

    きっと私が友達と一緒に笑いながら食べているのだと思ってるのかもしれない。
    少し多目のおかずは、友達と交換出来るようにと思って作ってくれたのかもしれない。

    母の気持ちを裏切ってしまったような気分になって、私はもう一度繰り返した。

    委員長「お母さん、ごめんね……」

42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 20:18:07.11 ID:XnavbCWCO
    泣いたら、少しだけ楽になった。
    昼休みが終わるので、教室に戻る。

    すぐに午後の授業が開始される。
    お昼は何も食べていないので、お腹が鳴りそうで不安だ。

    そういえば、さっき女さんが言ってた言葉が気になる。

    『放課後のお楽しみ』

    何をするんだろうか。

    そういえば、午前に引き続きクラスの皆がひそひそと話している。
    何か小さなメモを渡されて、それに書きこんでいるのも見える。

    一体何をするんだろうか。
    きっと、私が何か嫌な目に会うのだ。

    時間が止まってくれれば、と思うが、そんなむなしい願いが届く訳もなく、放課後になってしまった。

43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 20:25:24.13 ID:XnavbCWCO
    女「いいんちょ」

    いじわるな笑みを浮かべて、女さんが話しかけてきた。

    女「放課後、ちょっと残ってよ」

    どうせ、何を言っても帰らせてはくれないのだ。

    女「はい、見てこれ」

    委員長「?」

    見せられたのは、メモの山。私にはなんだかよくわからない。

    女「クラスの皆、委員長と仲良くなりたいみたいでさ、このメモは全部委員長への質問です」

    女「委員長はこの紙に書かれてる質問に全部答えてね」

    女「携帯返してあげたし、クラスの皆と仲良くなるためなんだから、当然いいでしょ?」

    委員長「う……うん」

    嫌な予感が、した。

46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 20:35:57.20 ID:XnavbCWCO
    放課後だと言うのに、教室にはクラスメート全員がいる。

    私は一人教壇に立たされている。

    皆の悪意のある視線が痛い。

    女「じゃあ一つずつ皆の質問言っていくから、委員長は全部答えてね」

    委員長「う、うん……答えられる範囲でね」

    女「ううん、全部答えて」

    委員長「……」

    彼女には、私が何を言っても無駄なのだろう。

    女「じゃあ最初の質問ね。え〜なになに」

    女「『委員長は何カップなんですか?』だってさ」

    早速、この質問だ。

    女「字的にこの質問は男子だねwww」

    女「やっぱ男子も委員長のおっぱい気になるんだwww」

50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 20:47:33.18 ID:XnavbCWCO
    皆の視線が、私の胸に集まる。

    腕で隠すようにしてみるが、大した意味はない。

    女「ほら、早く質問に答えて」

    女さんが急かしてくる。
    答えないと言う選択肢はない。

    委員長「い、Eカップです……」

    男子達「おぉ〜」

    男子から歓声があがる。

    だけど、女さんはしかめっ面をしている。

    女「ねぇ?本当にE?」

    委員長「う、うん。そうだよ」

    女「本当のこと言わないと、ここでブラ取るよ」

    委員長「え!?」

    女さんには、どうやら嘘だと言うのがばれたようだ。これ以上隠すと、酷いことになる。

    委員長「ごめんなさい……本当は……Gカップです……」

52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 20:54:45.79 ID:XnavbCWCO
    男子から、さっきよりもさらに大きな歓声が湧いた。

    女さんも満足気にしている。

    なんで私の胸はこんなに大きくなってしまったのだろうか。
    私だって、大きな胸はかっこいいと思う。
    だけど、それにも限度がある。

    Fカップになった辺りから、とにかく胸の成長が嫌で仕方なかった。

    本当に嫌で、コンプレックスなのに、それを今、こうして全クラスメートの前で告白した。
    きっと、女さんはこうやって私を辱しめて楽しんでいるのだろう。

    女「あは、カップへの質問が他にもこんなにいっぱいwww」

53 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 21:00:49.21 ID:XnavbCWCO
    女「同じ質問は省いて、と」

    女「『委員長の好きな体位は?』だって。これは女の字だよ」

    委員長「体位?」

    女「うん、体位」

    委員長「体位って何?」

    女「セックスのだよwww」

    委員長「セッ///」

    女「なにその反応www」

    委員長「え、だ、だって!」

    女「もしかして、委員長てまだ処女www?」

    委員長「う、うん」

    女「今どき高3で処女とかwww」

    他の皆も笑っている。
    私は、セックスどころか異性と付き合った事すらないのに、皆はもう、そういう経験を済ませているのだろうか。
    それが、普通なのだろうか。

54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 21:09:30.28 ID:XnavbCWCO
    女「もしかして委員長、セックスは結婚してからとか言うの?」

    委員長「え……あ……」

    私だって、何もそこまでそういうことに疎いわけではない。

    男の子や、えっちな事にだって、興味はあるし、えっちなことは結婚してからじゃなきゃ駄目、とかそこまで堅くもない。

    ただ、やっぱりお母さんが大切に育ててくれた身体だから、本当に好きな人に逢えるまで取っておこうと思ってただけだ。

    女「じゃあこの質問はまだわからない、でwww」

    女「誰か委員長処女貰っちゃえばwww?」

    男子「俺欲しいwww」

    クラスの男の子が、ふざけて手を挙げた。

57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 21:13:25.60 ID:lRcYiPpo0
    だだだだ誰か!!! 早くスレストするんだ!!!

58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 21:17:23.05 ID:XnavbCWCO
    それからも、質問は続いた。
    どうやら私を辱しめるためだけに作られた質問のようで、大半は性に関することだった。

    男子の質問は『委員長はパイズリ出来るのか?』『フェラをするか?』『オナニーしてるのか?』

    などと言った質問ばかりだった。
    自慰なんて、したことない。だけど、そう言った所で信じて貰えないだろうから、適当に答えておいた。

    男子の質問より、女子の質問の方が答え辛かった。
    女子の質問は『アソコの毛を剃っているか』『生理の周期と具合』『好きなペニスの形や大きさ』『いつから胸が膨らんだか』

    とか、どれも答えるのが恥ずかしい質問ばかりだった。

60 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 21:24:44.45 ID:XnavbCWCO
    私は全ての質問に正直に答えていく。

    私の全てを知られていく、皆に知られていく。
    恥ずかしい。とにかく、恥ずかしい。

    なんで、こんなことをされるんだ。
    これなら、まだ物を隠されたりする方がマシだ。

    いや、だからこそ、女さんはこれを行なったのだ。
    人を精神的に追い詰めるのが大好きで、酷いことを次々に思いついていく。

    女さんは、ドのつくSだ。

    私を辱しめて喜んでるその顔は、あまりにも無邪気だった。

72 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 22:20:16.90 ID:XnavbCWCO
    私を辱しめるためだけの質疑応答が全て終わり、私はようやく帰ることを許され。

    男子「じゃあね、委員長。今度そのGカップ揉ませてよwww」

    男子B「あ、俺にも俺にもwww」

    委員長「あ、あんまり、胸のことは言わないで……気にしてるんだ……」

    女さんたちよりは、男の子の方が良心があるみたいで、私がお願いすると意外にも素直にやめてくれた。

    それだけのことが、何故かちょっとだけ嬉しかった。

73 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 22:29:03.69 ID:XnavbCWCO
    家に帰る。

    母「おかえり」

    この時間だけは、夕飯を作るためにお母さんが帰ってきている。

    母「今日はちょっと遅かったね」

    委員長「うん、ちょっと友達と残っててさ」

    母「そっか。受験生とはいえ、やっぱ勉強ばかりじゃせっかくの高校生なのにもったいないものね。友達は大切にしなさいね」

    委員長「うん」

    母「あ、そうだ、今日のお弁当どうだった?好物の唐揚げ」

    委員長「凄く美味しかったよ。また食べたいな」

    私は平静を装って、作り笑顔を浮かべながら母に嘘をつく。
    母が後ろを向いていてくれてよかった。きっと、顔を見られたらすぐにばれていた。

    だって、私の頬には一筋の涙が走っていたから。

76 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 22:35:46.73 ID:XnavbCWCO
    私はすぐに自分の部屋に入る。
    少しして、母は仕事へと戻った。

    狭く無音な部屋に一人でいると、嫌なことばかりを思い出す。

    無くなった荷物のこと、机や椅子を教室から捨てられたこと、お弁当を踏み潰されたこと、今日の質問のこと……

    なんだか、吐き気を催してきた。
    このままじゃ不味いと、私はアンプのスイッチを入れる。

    静かな部屋に、ショパンの神秘的な旋律が流れる。
    少しだけ、私の心を癒してくれる。

    夜想曲第二番に耳を傾けると、やがて優しい眠りが訪れた。

77 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 22:43:29.77 ID:XnavbCWCO
    私が眠りから醒めると、空はまだ暗かった。そんなに眠ってはいなかったようだ。

    私はすっかり冷めている母の作った夕飯を部屋に持ち込む。

    今日は、やけに無音が怖かった。

    アンプからは練習曲第12番「革命」、舟歌、英雄ポロネーズが流れていく。

    天才的なショパンのピアノを聴きながら、もくもくとご飯を食べていく。

    母のご飯は冷めても美味しいけれど、今日はなぜか、少し食べるとすぐに気持ち悪くなってしまった。

    風邪でも引いたのだろうか。

    困ったな、皆勤賞を狙っているのだけれど。

    アンプからは子犬のワルツが流れていた。

80 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 22:48:05.52 ID:XnavbCWCO
    朝。
    母の作ってくれたお弁当を鞄に詰めて、今日も私は学校へと向かう。

    体調は良くなっていた。

    私は風景を眺めながら、ゆっくりと歩いていく。
    少し前までは満開だった桜は、もうほとんど散ってしまっていた。
    下を見ると、土にまみれて汚くなった桜が沢山だった。

    あんなに綺麗だったのに、一ヶ月も立たずに、こんなにも醜くなってしまった。

    まるで、私みたいだと思った。

    でも桜の木は、また来年も咲く。
    私にも、きっと次がある。

82 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 22:55:11.09 ID:XnavbCWCO
    私が学校に着くと、待ってましたと言わんばかりに、満面の笑みを浮かべた女さんが近寄ってきた。

    女「おはよ〜」

    委員長「おはよう」

    そういえば、相手から挨拶してくれたのなんて久しぶりだ。

    女「昨日はありがどね、これ、昨日のお礼」ニヤニヤ

    女B「ニヤニヤ」

    女C「ニヤニヤ」

    いじわるな笑みを浮かべる女さんたちが渡してきたのは、黄色い液体が入ったペットボトルだった。

    私だって馬鹿じゃない。

    賞味期限の切れたオレンジジュースだろうか、それとも毒でも入っているんだろうか。

83 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 22:59:20.25 ID:Kby5Q/W70
    男「いいんちょ・・・おまえその乳・・・」

    委「・・・うるさい・・・」

    男「いやだって明らかに制服がしぼんd」ボグァ

    男「ゴフォッ!!?」

    委「よりによってこいつによりによってこいつに・・・こいつにいいいいい!!!!」

    男「ちょ・・・!?・・・い、いわねーって!!マジでマジで!!」




    男「いいんちょがパッド乳だなんて!!」

84 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 23:03:01.40 ID:XnavbCWCO
    女「ほら、飲んでよ」ニヤニヤ

    委員長「……」

    私がどんなに抵抗しても、きっと最後は強引に口に入れられることになる。
    無駄な抵抗は、余計な傷を増やすだけだ。

    私はそう割りきって、ペットボトルのキャップを回した。
    でも、やっぱり自分から進んで毒を飲むことなど出来ない。

    女「飲めないなら手伝ってあげるね」

    委員長「え、ちょっ、いやっ!」

    女B「ほらよ」

    女Bさんが、私の両手を後ろ手に拘束する。

    女C「はい、鼻つまんであげるね」

    女Cさんが、私の鼻をつまむ。

    委員長「ちょっと待って!飲めるからっ、自分で飲めるからっガボッ」

    女「はいwww」

    女さんが、喋っている最中の私の口にペットボトルを突っ込んだ。

86 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 23:09:24.16 ID:QeoI2sfDO
    わわわわ……

87 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 23:11:12.69 ID:XnavbCWCO
    その黄色い液体は、不思議な味がした。
    オレンジジュース、ではなかった。

    拘束された私は、口に突っ込まれたペットボトルから流れてくる液体を否応なしに飲まされる。

    半分程まで飲んで、蒸せて吐き出してしまった。驚いた女さんたちが、私から離れてようやく拘束がとけた。

    委員長「あの……これ、なにかな?」

    正直に答えて貰えるとは思わなかったが、一応聴いてみた。
    だが女さんは、意外にもあっさりと答えてくれた。

    女「あぁ、私のペットの犬のポッキーのおしっこだよwww」

    え?

    女C「皆〜、委員長が犬のおしっこ飲んだよ〜www」

89 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 23:13:23.98 ID:RR17m92LP
    うわああああああああああああああああああああああ

90 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 23:14:04.03 ID:954Rgh7uO
    そらーときみとーのあーいだにはー

92 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 23:15:01.00 ID:DMioBwl/0
    >>90
    きょおーも つめたいあめーがふるー

93 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 23:17:24.53 ID:QeoI2sfDO
    やめぇ
    ていうか女はわざわざ犬の小便をペットボトルに移したのかよ

96 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 23:18:54.29 ID:XnavbCWCO
    私は、犬のおしっこを飲んでしまったのか。
    急に、凄まじい吐き気をもよおす。
    そんな私を見て、女さんが柔らかい笑みを浮かべて、口を開く。

    女「はい、まだ半分残ってるよ」

    それは、とても無垢な笑みにも見えた。
    そのあまりの優しそうな表情に、私は何を言われているのか理解出来なくなってしまった。

    一瞬思考の停止した私を、再び女Bさんと女Cさんが拘束してしまった。そして、残りを口に注がれる。

    教室の中心、クラスメート全員が見てる中で、私はペットボトル一本分の犬のおしっこを飲み干した。

101 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 23:26:48.53 ID:XnavbCWCO
    女「どうだった?」

    ショックで言葉を失う私に、女さんが尋ねる。

    女「ペットボトルが満杯になるまでポッキーのおしっこ溜めるの大変だったんだよwww」

    大笑いする女さんたちに、私を軽蔑する視線を送るクラスメートたち。

    男子「うわっ、スカトロだwww」

    女子「ひくわぁ……」

    私は、皆の前では決して涙を見せないと決めていた。
    何事もなかったかのように、授業の準備を始める。

    皆が、私を避けるのが分かる。
    犬のおしっこを飲んだ女なんて、誰だって気持ち悪いだろう。

102 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 23:29:02.91 ID:nmxRTErP0
    なんか意味もなく殺意が湧いてくるから助けてあげて・・・

105 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 23:35:57.41 ID:XnavbCWCO
    最初の授業が終わってすぐに、私はお腹を壊した。
    原因は解りきっている。

    私はトイレへと急いだ。
    トイレは、私が学校で唯一安心出来る場所。

    幸い、もうトイレには誰もいなかった。

    お腹をくだしている私は、便器にパンツを降ろし、便座に跨がると、すぐに排泄した。

    お腹が変な音を立てて、お尻からどろどろとした便が勢いよく落ちていく。

    私は、泣いた。

    トイレには排泄の音が聴こえないようになっているから、きっと私の嗚咽も掻き消されることだろう。

    今までのどんな嫌がらせよりも、今回のはショックだった。

    そう、女さんのイジメは、エスカレートしていってるのだ。

106 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 23:42:39.56 ID:XnavbCWCO
    もうすぐ次の授業が始まってしまうのに、私のお腹は一向によくならない。
    ふと、人が入ってくる気配を感じた。
    かなりの大人数だ。

    私は、臭いが漏れてしまって凄く恥ずかしいので、彼女達が出るまで待つことにする。

    しかしなんだか、低い声が聴こえる。まるで、男の子みたいな声だ。

    男子「くっせぇwww」

    男子B「な、これやべぇよwww」

    女「これが委員長のうんちの臭いだよwww」

    女「ドア開けちゃおうよwww」

    女B「ここだけ鍵しまってる、ここだな」

    女C「上から覗いて見ようよwww」

109 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 23:44:58.83 ID:954Rgh7uO
    委員長逃げてえぇぇぇぇぇぇ!!!

113 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 23:53:04.52 ID:XnavbCWCO
    委員長「ま、待って!入ってる、私入ってるから!」

    私は急いでレバーを回して、水を流すが、臭いは消えないし、お尻もまだ拭いていないから、パンツを履けない。

    女「ねぇ委員長、男子たちがね、委員長がうんちしてる所みたいんだって」

    女「クラス委員として見せてあげればwww」

    そんなことは無理に決まっている。
    とにかく覗かれたり、ドアを開けられる前にパンツを履くために、お尻を拭くが、すぐにまたどろどろな便が排出されて、汚れてしまう。

    男の子に、うんちの音を聴かれたのが、凄く恥ずかしい。

119 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 23:59:56.89 ID:XnavbCWCO
    男子「へへっ、上から覗いちゃおっとwww」

    隣の個室のドアが開く音がした。
    私は便座に座ったまま、咄嗟にスカートを被せて、あそこを隠す。
    一瞬遅れて、隣の個室の上から、男子君の顔が現れた。
    多分、隣の個室のトイレットペーパーがかけられている所を足場にしている。

    男子「ありゃ、見えない。残念www」

    男子B「にしても、本当にこの臭いが委員長かよwww」

    女B「おらっ!」

    さらに、女Bさんが、私の入っている個室のドアを蹴破った。

    私の排泄中の姿を、大勢の人に見られてしまった。

126 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/11(土) 00:25:06.82 ID:27nn0esIO
    他人の前では泣かない。

    そう決めていたはずだった。

    だけど……ついに私は涙を止められなかった。

    ぽろぽろと、目から雫が滑り落ちる。

    委員長「やだ……見ないで、もう……やめて……」

    女「委員長……」

    女さんが、優しい笑みを浮かべて、私に手を差しのべる。だけど、この笑みに騙されてはいけない。

    女「あのね……」

    委員長「ぐすっ……んぐっ……」

    女「男子が、委員長のまんこ見たいってwww」

    ほら、やっぱり。

    男子「ちょうどパンツ履いてないし、いいじゃんwww」

129 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/11(土) 00:33:20.97 ID:27nn0esIO
    あまりにも急で、私は逆に冷静になっていた。

    今まで一度も、男の人には見せたことのない私の大事な所、それを、まさかこんな簡単に言われるとは思わなかった。

    委員長「い、いや、です……」

    私にとっては、男子君たちに私のあそこを見せることは、犬のおしっこを飲むことよりも嫌なことだった。

    男子「ね、いいじゃん、ちょっとだけwww」

    委員長「お願い、本当に……それだけはやめて」

    男子B「別にやらせろって言ってるわけじゃないんだし、いいじゃん、見せるくらい。減るもんじゃないだろ」

    委員長「お願い、やめて……今なら、誰にも言わないから……」

132 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/11(土) 00:41:18.88 ID:27nn0esIO
    近づいてくる男子君たちに怯える私。
    だが、寸での所でチャイムが鳴った。

    次の授業が始まったのだ。
    流石に、この人数が教室にいなければ、先生も怪しんでくれるはずだ。

    いくら教師が女さんに逆らえないと言っても、授業中に堂々とサボることは出来ないだろう。

    女「ちぇっ、つまんないなぁ」

    助かった。私は胸を撫で下ろす。

    女「ねぇ、ここで土下座したら、今日はもう許してあげる」

    委員長「え?」

    女「どうする?」

    土下座……トイレの床は汚いけれど、犬のおしっこを飲んでしまった私なら出来ないこともない。

    パンツを膝の辺りにぶら下げたまま、私は女さんたちに頭を下げた。

133 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/11(土) 00:46:04.69 ID:27nn0esIO
    トイレの汚い床に、私はおでこを擦り付けるようにして、必死に謝った。

    いったい、私が何をしたというのか。
    それは考えないようにした。

    約束通り、今日はもう女さんから何かされることはなかった。

    放課後、帰ろうとする私に向かって、女さんは言った。

    女「明日が楽しみだね」

    私はゾッとした。
    明日は、一体どんなグロテスクなことをさせられるのだろうか。
    それを考えると、寒気と吐き気が襲いかかってくる。

    家に帰ると、今日はもうお母さんは仕事に出ていた。
    夕飯はきっちりと作られている。

    私はぼんやりと、アンプのスイッチを入れた。

134 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/11(土) 00:48:19.34 ID:U/S2CjBE0
    俺がこのクラスにいたら動画をyoutubeにうpして委員長を助けてやる

137 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/11(土) 00:50:40.94 ID:gehmYHiM0
    俺なら中卒土方覚悟して委員長と付き合う

138 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/11(土) 00:55:27.46 ID:RsDFghRO0
    >>137
    じゃあ俺はお前にラーメンおごる役な

139 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/11(土) 00:55:40.01 ID:27nn0esIO
    モーツァルト、ベートーヴェン、ドヴォルザーク、私の好きなクラシックが流れていく。

    ご飯を食べてから、少しして、お風呂に入る。
    いつもはシャワーだけだったけど、今日はお湯を溜めてゆっくり入ろうと思った。

    私はお風呂の前にアンプを持ってきて、湯船に浸かっている間お風呂のドアを開けて、音楽を楽しみながらお湯に浸かった。

    ドアを開けてお風呂に入るのは、家に一人でいるからこそ出来ることだろう。

    家族、特に父親や兄弟がいたら、こんなことは絶対に出来ない。

    アンプからは、クラシックではなくJ-POPが再生される。

145 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/11(土) 01:03:10.04 ID:27nn0esIO
    あまり流行りのJ-POPが好きではない私は、RURUTIAや石川智晶が好きだ。

    RURUTIAの美しいウィスパーボイスと、どこか陰のある歌詞が私は大好きだ。

    少し気分を良くして、下手くそな鼻唄を交えてみる。

    RURUTIAの歌詞は、今ここにはいない君、というような内容がよくある。
    本気で人を好きになったことのない私には、彼女の歌の本当の良さはわからないのかもしれない。

    やがて、私の最も好きな曲、ロストバタフライが流れ始めた。
    何度聴いても、いい曲だ。

150 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/11(土) 01:11:31.45 ID:27nn0esIO
    音楽から少しだけ勇気を貰って、私はなるべく早く寝ることにした。

    今日はおしっこだったから、明日は……なんてことを考えないように。

    でも、寝よう寝ようと思えば思うほど、目は冴えてしまう。

    起きていると、嫌なことばかり思い出して、想像してしまう。

    早く寝なきゃ……

    一向に眠くなる気配がない。

    私は仕方なく、アンプのスイッチを入れる。
    聴くのは、Within Temptationだ。
    甘いフィメールボイスが、私を眠りへと誘ってくれることを期待した。

152 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/11(土) 01:20:57.66 ID:27nn0esIO
    翌日も私は学校へ行く。

    一体何をさせられるんだろうか。
    行きの途中で、既に気持ち悪くなってしまった。

    最近、精神的に追い詰められているのだろう。

    でも今日は金曜日。
    今日を乗りきれば、ひとまず休日だ。
    今日一日、なんとか頑張ってみようとおもう。

    学校に着く。
    今日の一時限目は体育だ。三年生になってから、体育は一時間しかない。あまり運動が好きでない私としては、むしろ嬉しいことだ。

    この学校に更衣室はないから、隣のクラスと男女別れて着替えを行う……というはずだったが、どういう訳か最近はどちらのクラスも男女同室で着替えている。

153 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/11(土) 01:23:06.06 ID:aMF9zph4O
    どうなってんだよもう……

154 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/11(土) 01:26:25.94 ID:27nn0esIO
    しかし、同室で着替えると言っても大したことはない。

    女子は下着が上手く着替えられるし、男子もさっさと着替えてすぐに校庭や体育館に向かってしまう。

    私は大きな胸が邪魔で、上手く着替えられないから、クラスの男の子たちが皆出ていってから、ゆっくりと着替えることにした。

    私が着替え終わる頃には、教室にはほとんどの人が残っていなかった。

    いるのは、私と……女さんたちだ。

155 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/11(土) 01:30:05.65 ID:o4xKOMpEO
    女の容姿てどんなんなの
    貧乳?

156 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/11(土) 01:35:43.54 ID:27nn0esIO
    >>155美乳。顔も可愛い。


    女「委員長さぁ、この季節にジャージ着て暑くないの?」

    委員長「うん、大丈夫だよ」

    女「ふぅん……なんか見てて私が暑いんだよね。脱いでよ」

    委員長「え?」

    女「ジャージだけで済むうちに、脱いどいた方がいいよ」

    微笑んではいるが、ドスの効いた声で言う女さん。

    私はそのすぐにジャージを脱いだ。
    ジャージは暑かったから、本当なら私も脱ぎたかった。だけど、ジャージを脱いだら、私の可愛いくないブラジャーが透けて見えてしまう。
    それが嫌だった。

    胸が注目されるのは、本当に恥ずかしい。だからこそ、女さんはジャージを脱がせたのだろう。

159 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/11(土) 01:41:42.43 ID:27nn0esIO
    男子「おい見ろよ、今日は委員長ジャージ着てないぜ」

    男子B「本当だ、マジでけぇ」

    隣のクラス男子「うわっ、あの子超キョニュウじゃね?」

    隣のクラス男子B「委員長じゃん、俺去年同じクラスだったから知ってるよ」

    被害妄想ではなく、男の子は私を話題にしている。聴こえた範囲では、ほとんどが胸の話みたいだ。

    だから嫌なんだ。
    今日はスポーツブラをしているけど、走れば私の胸は大きく揺れてしまう。
    痛いし、見られるし、嫌なことばかりだ。

    しかも最悪なことに、今日は50M走のタイムを測るようだ。

164 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/11(土) 01:49:54.00 ID:27nn0esIO
    普段は体育の授業は勿論男女別だが、こういうタイムを測る日だけは、クラス別、男女共同で行う。

    これは後の体育祭などの選手を素早く決めるためらしい。

    ガタイのいい男性教師が、笛を鳴らす。生徒が走る。
    次は、私の番だ。

    笛が鳴る。
    私は全力で走る。風を切って、足を回転させていく。隣に走る女の子より、一秒近く差を付けてゴール出来た。

    運動は苦手だし、あまり好きでもないが、どういう訳か、私は足だけは早かった。

    男子「さっきの見た?」

    男子B「見た見た、すげぇ乳揺れだったな」

    体育教師「ごくり……」

168 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/11(土) 02:00:31.12 ID:27nn0esIO
    恥ずかしかったけれど、体育の授業は終わってくれた。

    教室に戻る。男子は戻ってくるのが遅いので、男子が来る前に私は急いで着替えてしまう。

    男子が戻ってきた頃には、私はもうワイシャツを着ていた。あとはブレザーを着るだけだ。
    暑いからワイシャツのままでいたいが、例によって透けてしまうので我慢する。

    女「ねぇ」

    私を一瞬で凍り付かせる、女さんの声。

    女「委員長てさ、足綺麗だよね」

    委員長「え?」

170 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/11(土) 02:07:25.48 ID:27nn0esIO
    女「せっかく女子高生なんだし、もうちょっとスカート短くして、足だせば?」

    委員長「い、いいよ、恥ずかしいから」

    女さんや、その友人たちは、皆スカートが凄く短い。教室の中でも、よくパンツが見える。

    男の子たちに見られているのに気付いてないのか、それとも、わざと見せているのかは私にはわからない。

    女「切ってあげよっか?」

    委員長「や、やめて!」

    委員長「わ、私の家、貧乏だから……スカート切ったりしたら、卒業式とかでまた買い直さなきゃいけないし……そんなお金ないから……」

    女「ふぅん」

    こんなお願いが彼女に通じるとは、私も思っていない。

172 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/11(土) 02:13:16.95 ID:27nn0esIO
    女「そっか、じゃあ折ろうよ」

    委員長「へ?」

    女さんのまさかの返答に、私はつい間抜けな声を出してしまった。

    女「折るだけなら、すぐに戻せるし、別にいいでしょ?」

    委員長「う、うん、それなら……」

    せっかく女さんが妥協してくれたのだ。機嫌を損ねるわけにはいかないから、この条件は飲むしかない。

    それに、私達くらいの年の女が足を露出するのは下品だなぁ、なんて思いつつ、私も少しは興味があったりするのだ。

    私もミニスカートにして、お洒落で可愛い女子高生になってみたい。

    女「じゃあ、ちょっと折るね」

175 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/11(土) 02:20:51.76 ID:27nn0esIO
    女さんに任せて、スカートを折ってもらう。少しずつ、私の太ももが露出されていく。

    女「ほら、やっぱ委員長美脚だよ」

    委員長「そ、そうなのかなぁ」

    女「じゃあ、今日は一日その恰好で過ごしてね」

    委員長「え、あ、うん。ありがとう」

    私のスカートは、女さんたちと同じくらい短くなっていた。椅子に座っているだけで、パンツが見えてしまいそうで、動き辛い。

    それに、なんだか男の子の視線を浴びている気がする。今までは胸だけだったのが、脚にも注目されるようになってしまった。

    でも、胸を見られるよりは、足を見られる方がマシな気がした。

179 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/11(土) 02:28:31.54 ID:27nn0esIO
    女「家帰るまで、今日はそのままね」

    きっと、この約束をやぶったら何か酷いことをされてしまうのだろう。
    おしっこを飲まされたり、排泄してる所を見られるくらいなら、これは楽な方だ。

    学校で男の子の視線を浴びて、放課後、帰宅中にも、通りすぎる男性から視線を向けられる。

    そしてミニスカートにしたまま家に着いた。

    母「ど、どうしたのそのスカート!?」

    お母さんはびっくりしてしまったようだ。

    母「今どきの子だからそういうことしたがるのは分かるけど、あんまり肌出しちゃ駄目よ」

    委員長「うん、わかってる。ちょっと試してみただけ」

    なんだか、今日はちょっとだけいい日だったかもしれない。

181 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/11(土) 02:37:42.11 ID:27nn0esIO
    これで、明日明後日は休みだ。
    週末なので、今週の授業の内容をまとめて復習しておく。

    しっかりと復習していたら、もう夜中だった。
    でも、明日は休日だ。少しくらい、夜更かししてもいいかな。

    夜中なので小さな音量で、サウンドホライズンを聴いてみる。うさんくさい語りも、この時間に聴くと、なんだか不思議な高揚感があった。

    そうだ、久しぶりにゲームでもしてみようかな。

    今夜くらい、遊び呆けたって罰は当たらないはずだ。

212 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/11(土) 10:20:11.14 ID:27nn0esIO
    短い休日も終わり、再び学校だ。
    相変わらず学校は憂鬱だが、二日間の休養で少しは精神も落ち着いていた。
    大丈夫、今週もきっと耐えられる。

    学校へ着くと、やっぱり女さんが私に近寄ってきた。

    女「おはよ〜。あれ?スカート元に戻しちゃったの?」

    委員長「……うん」

    なんだろう。駄目だったのだろうか。

    女「これから学校行くときはいつも折りなよ、私達と一緒にしよ」

    そう言って、女さんはやや強引に私のスカートを折っていく。徐々に露出されていく太ももに、視線が集まっていくのが分かった。

213 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/11(土) 10:28:30.49 ID:27nn0esIO
    今日はどんなパンツを履いていたっけ、私はふと考える。こんなに短いと、どんなに頑張っても女さんたちのようにパンツが見えてしまうだろう。

    恥ずかしいけれど、犬のおしっこを飲まされたりするよりはマシだと思って我慢する。

    女「委員長て、おっぱいだけじゃなくてお尻から太もものラインまで綺麗だよね」

    女さんが、教室中に響く大きな声で言った。誉められているはずだが、どうも胸や脚など、性的な場所のことを言われるのが好きじゃない。

    もちろん、女さんは私が嫌がっているのを知っていて、わざとやっている。
    無垢な笑みが、それを物語っている。

214 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/11(土) 10:37:38.57 ID:27nn0esIO
    太ももに男の子たちの視線を浴びせながら、私は授業を受ける。
    隣の男の子が、私の机の下に消しゴムを落としてしまったようだ。拾ってあげようと思ったけど、男の子の動きの方が速かった。

    私の机の下へと身を乗り出す。そこで私は気付いた、が、遅かった。

    クラスメート「おっ、委員長のパンツ見えちゃったwww」

    男子「まじかよ、何色www」

    クラスメート「水色だったよwww」

    男子「いいなぁ〜俺も見てぇwww」

    教師「こらこら、今は授業中だぞwww」

    最初から、これが目的だったのか。パンツを見られるのって、恥ずかしいというより、なんだか悔しい。

217 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/11(土) 10:46:54.96 ID:27nn0esIO
    授業も終わって、お昼になった。

    いつものように、私は一人でお弁当を食べる。

    背後から、女さんたちの会話が少しだけ聴こえてきた。
    また良からぬことが起きる前に、私は急いでお弁当を食べて、鞄を持ってトイレに駆け込んだ。

    流石にトイレでお弁当を食べる気にはなれないけど、残りの休み時間はトイレで過ごすことにする。

    個室に隠れて、時間が経つのを待つ。
    早く授業が始まって欲しいな。
    昨日、お母さんと買い物に行って、買ってもらった新しい筆記用具があるから、ノートを取るのが楽しい。

    私は携帯電話にイヤホンを挿し、音楽を聴いた。トイレは落ち着く。私の、唯一の安息の場だ。

219 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/11(土) 10:56:27.95 ID:27nn0esIO
    もうすぐ休み時間も終わる。そろそろ教室に戻ろう、と思ったその時、上から水が降ってきた。

    雨漏り?そんな訳はない。
    見上げると二本のホースが、私に水を吐き出していた。

    委員長「や、やめてくださいっ!」

    私はすぐに個室を出ようとするが、扉が開かない。誰かが向こうから押しているのだろう。

    どこにも逃げ場のない私は、チャイム鳴り響くまで、水を浴びせられていた。

    鞄を持ってきたしまったせいで、新しいノートもぐしゃぐしゃだ。

    髪もびちょびちょだし、まるでお風呂かプールにでも入った後のようになっていた。

    犯人は、今更考える必要すらないだろう。

221 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/11(土) 11:04:35.88 ID:27nn0esIO
    私はびしょ濡れのまま、廊下を歩いた。
    チャイムが鳴っても廊下の外にいる数名の生徒が、私に後ろ指を指しているのがわかる。

    教室に戻ると、女さんが満面の笑みで近寄ってきた。

    女「委員長どうしたの〜www」

    委員長「ちょ、ちょっと水をこぼしてしまって……」

    私の濡れ具合はちょっと所ではないが、こう言う他はない。

    女「そのままじゃ風邪引いちゃうよ、私のドライヤー持って来てるから、こっちきて」

    女さんは私を心配するフリをして、私の髪を乾かし始めた。一体、何が目的なんだろうか。

    今度は、どんなことをさせられてしまうんだろうか。

224 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/11(土) 11:09:25.37 ID:27nn0esIO
    女「風邪引いちゃうから、体操着に着替えれば?」

    あいにく、私は体操着を学校に置かないようにしている。そうするようになったのは、女さんに体操着を切り刻まれないようにするためだ。

    委員長「今日は、体操着持ってきてないんだ……」

    女「そのままじゃ冷えるでしょ、とにかくブレザー脱ぎなよ。乾かしといてあげるから」

    委員長「あ、ありがと」

    私は濡れて重くなったブレザーを女さんに預ける。
    そこで気付いた。びしょ濡れのワイシャツは、もの凄く透けるのだ。濡れて張り付くせいで、ブラジャーの色どころか、胸まで見えてしまっている。

227 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/11(土) 11:17:23.34 ID:27nn0esIO
    委員長「あの、やっ、やっぱりブレザーいいです……」

    女「えぇ〜、どうして?てか、なんならワイシャツも脱いじゃえば?」

    委員長「だって……」

    女「はっきり言わなきゃ、わかんないよ」

    女さんは、凄くいじわるな笑みを浮かべている。

    委員長「は、恥ずかしいんです」

    女「何が?」

    委員長「す、透けて……」

    女「だから、何が?」

    委員長「下着が……」

    女「もっとはっきり、大きな声で言ったらいいよ」

    女さんは、何かを期待しているようだ。ちょうど、遅れて先生が教室に入ってきた。

    女「そうだなぁ、皆に聴こえるように、正直に、私の大きなおっぱいが透けて見えるのが恥ずかしいです、て言えたらいいよ」

229 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/11(土) 11:25:48.33 ID:27nn0esIO
    女さんは徹底的に、私を辱しめたいようだ。

    コンプレックスである胸のことを、自分から言わせるなんて……
    女さんは期待に目を輝かせている。

    女「ほら、早くいいなよ」

    びしょ濡れの私に、先生もクラスメートたちも注目していく。

    先生「どうした委員長?早く席につけ」

    委員長「あ、あのっ!」

    委員長「わたし、のっ、大きなおっぱいがっ、透けて……恥ずかしい、です!」

    突然の私の告白にクラスが一瞬静まる。
    男子がにやにやと笑いだして、先生すらも私の身体を一瞥する。

    女「よく言えたね」

いいなり委員長

230 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/11(土) 11:34:12.47 ID:27nn0esIO
    満足気な表情で、女さんは私に手を差し出した。

    女「ほら、私のカーディガン貸してあげる」

    委員長「え、でも濡れちゃうし悪いよ」

    女「いいからいいから」

    委員長「あ、ありがとう」

    女「でも、先生にもう一度しっかり言ってね」

    委員長「え?」

    女「大きなおっぱい隠したいから、カーディガン着てもいいですかってwww」

    私には、いったいこんなことの何が楽しいのかさっぱりわからない。
    なんで女さんは、私にこんなことをさせたがるのだろう。

    私は涙目になりながら、先生に先ほど女さんの言った言葉を伝えて、カーディガンを羽織って授業を受けた。

    女さんのカーディガンからは、甘い匂いが漂った。

232 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/11(土) 11:42:43.43 ID:27nn0esIO
    放課後に鳴る頃にはブレザーもワイシャツもだいぶ乾いていた。

    私は女さんにカーディガンを返して、すぐに帰宅した。

    本当に風邪を引いてしまったのかもしれない。寒気がするし、頭も痛い。
    少しだけ、吐き気もする。

    家に着くと母がご飯を作っていた。
    湿った制服がばれないように、私はすぐに部屋へと入った。

    私服に着替えてから、母のいる台所へ戻る。

    委員長「お母さん、うちに風邪薬あったっけ?」

    母「確かあったわよ。風邪引いたの?」

    委員長「うん、ちょっと身体だるくて」

    母「そう……受験生なんだから、身体には気をつけなさいよ」

    委員長「うん、分かってる」

233 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/11(土) 11:52:49.45 ID:27nn0esIO
    お母さんはまたすぐに仕事へと戻ってしまう。

    私はいつものように一人で夕飯を食べて、風邪薬を飲んだ。

    薬のおかげか、すぐに眠りがやってきた。

    アンプからは、RURUTIAの『星に花、灰色の雨』が流れている。

    私を癒してくれて、私を勇気付けてくれる、優しい歌声に包まれて、私は深い眠りへとつく。

    次の日、凄く体調が悪くなっていた。
    身体はだるいし、頭痛もひどいし、吐き気もする。

    本当に辛くなったら、保健室に行こう。そう考えて、私は学校へ向かった。


既出ジャンル「絶望巨●委員長」【パート2】へつづく

引用元
既出ジャンル「絶望巨●委員長」
http://takeshima.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1239352999/


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