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全柔連・上村会長 続投を表明
6月11日 19時22分

全柔連・上村会長 続投を表明
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不祥事が相次いでいる全日本柔道連盟の上村春樹会長は、「きちんと改革をやっていくことが使命」と話し、引き続き会長を続ける考えを明らかにしました。

全日本柔道連盟は11日、都内で理事会を開き、女子の日本代表合宿で起きた暴力行為の問題などを巡って、公益法人を監督する内閣府の委員会から報告書の再提出を求められる事態となったことなどについて意見を交わしました。
出席者から、「なぜこのような再提出の事態になったのか」と執行部の姿勢を問う意見が複数あったほか、「人心を一新すべきだ」と、上村会長を含めた執行部の責任を問う意見も出たということです。
理事会後に記者会見した上村会長は、「今、一番の問題は組織の改革改善で、きちんと改革をやっていくことが使命」と話し、会長を続投する考えを明らかにしました。
上村会長は、ことし4月に「近く進退について明らかにする」と話していましたが、11日の会見では「この問題に決着をつけて、次の世代に受け渡せると考えたときに、その問題は考えたい。時期については分かりません」と話すにとどまりました。
また、内閣府の委員会から報告書の再提出を求められたことについては、「中間報告のように簡潔にまとめてしまったことについては反省している。われわれの不手際です」と話したうえで、今月24日に臨時理事会を開き、再提出する回答案を協議することを明らかにしました。
また、全日本柔道連盟の山下泰裕理事は、「内閣府の委員会から報告書の再提出を求められるなど、反省すべき点は多くあるが、今は柔道界が一丸となって改革に取り組んでいくべきだ」と話していました。

評議員から批判も

上村会長が引き続き会長を続ける考えを明らかにしたことを受けて、柔道連盟の評議員で千葉県柔道連盟会長の了徳寺健二氏は記者会見を開きました。
了徳寺氏は「今の理事会は思考停止に陥り、イエスマンと保身主義の人たちの集団だと言い切れる。自浄能力はなく、一日も早く解散を実現しないといけない」と強く批判しました。
また、了徳寺氏は、千葉県柔道連盟も参加する関東地方の7つの県の柔道連盟で作る連合会について、「一致団結して今の理事会に対して批判的だ。全員一致して改革が成し遂げられないといけないと、意思統一されている」と話し、歩調を合わせて行動する考えを示しました。
そのうえで了徳寺氏は、今月25日に開かれる評議員会の場でみずからの考えを明らかにして、同調する人を増やしていきたいという姿勢を示しました。

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