2013.6.11 22:50

下田事務局長「ミズノ社に調整を依頼した」

 プロ野球で今季から使われている球は、昨季より“飛ぶボール”だと11日、日本野球機構(NPB)が認めた。飛距離を抑えるために2011年に導入された統一球の仕様を修正するよう、製造するミズノ社に指示していたが、表向きは「変更していない」と主張。現場には違和感を訴える声が上がっていた。

下田邦夫・日本野球機構事務局長の話「去年の夏にミズノ社に調整を依頼した。(選手会から)試合が面白くないという問題提起があって検討材料だった。反発係数の基準値を下回ることは問題だから。在庫をスムーズに消化するため、去年のボールは紅白戦、オープン戦でなくして、シーズンからは2013年ボールでできるようにするために公表しなかった。飛ぶと言っても統一球以前に比べたら飛んでいない。きょう以上の説明はない」(共同)