できごと橋下氏、日韓基本条約の解釈「国際司法裁判所で決着を」2013.5.24 23:43

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できごと

橋下氏、日韓基本条約の解釈「国際司法裁判所で決着を」

2013.5.24 23:43

 日本維新の会共同代表の橋下徹大阪市長は24日、戦時下の元慰安婦が日本政府に賠償を求めている問題について「(昭和40年の)日韓基本条約で賠償責任は終わったと考えるのが日本の立場。韓国がダメというなら、条約の解釈は国際司法裁判所(ICJ)で判断してもらうしかない」との考えを示した。市役所で記者団の質問に答えた。

 橋下氏はこの日急遽(きゅうきょ)面会をキャンセルしてきた元慰安婦の韓国人女性2人に伝えたかったことを問われ、「賠償問題は条約で最終的に解決済みになっている中で、どうすれば慰安婦の方が納得してくれるのかお聞きしたかった」と述べた。

 また、平成5年の河野洋平官房長官談話をめぐり「旧日本軍による強制連行があったかなかったか、曖昧なままになっている」とし、日韓関係をこじらせている要因だと指摘した。

 強制連行については「政府が文献を見て直接裏付けるものがなかった」と述べ、軍や官憲による強制連行を直接示す記述は見当たらなかったとする平成19年の閣議決定の見解を踏襲。「韓国は(強制連行の)証拠があると言っているので、日韓で歴史学者同士が議論した方がいい」と主張した。

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