あべのハルカス:近鉄本店を報道陣に公開
毎日新聞 2013年06月10日 22時06分(最終更新 06月10日 22時38分)
◇14年春には日本最大の百貨店に
日本一の高さ(300メートル)の超高層ビル「あべのハルカス」(地上60階、地下5階建て、大阪市阿倍野区)に入居する「あべのハルカス近鉄本店」の報道陣向け内覧会が10日、開かれた。同店は13日にオープン。キタ、ミナミに次ぐ大阪の繁華街、阿倍野・天王寺地区に新たなランドマークが誕生する。
今回オープンするのはハルカスの地下2階〜地上14階部分の「タワー館」。隣接する旧阿倍野店「ウイング館」(地下2階〜地上9階)は改装し、14年春の全面開業後は売り場面積10万平方メートルの日本最大の百貨店になる。全面開業後の1年間で売上高は1450億円、来店客数は4500万人を目標にする。
同店は売り場面積の4分の1をレストランなど非物販のスペースに割いている。来館者が集える吹き抜けの広場が多く設けられており、長い時間を消費する“滞在型百貨店”を目指す。中田基之・本店長は「お客様の好感度ナンバーワンの店を目指し、来年の全面開業に向けて弾みをつけたい」と意気込んだ。【古屋敷尚子】