| −釜山(3月16日)− |
| ・金井区久瑞洞・鮮京アパート団地 |
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ここは韓国生ゴミリサイクルの発祥地である。約10年前、「日本の主婦EMで生ゴミ処理」という東亜日報の記事を目にしたアパートの住人、ベイ・ミョンチャンさん(大韓赤十字社釜山支社常任顧問)が、約600世帯2,000人の先頭に立ち資源ゴミのリサイクルを始めた。その後、行政・赤十字等NGO・ボランティアなどが協力して釜山全市に広め、現在約110万世帯400万人の60%が生ゴミの分別処理を実施している。結果、市全体のゴミの量は1割削減し、最終処分場の使用年数も延びることとなった。
アパートの地下室には、ベイさんたちの活動の概要・歴史等を収めた資料室があり、視察に多く訪れるとのことだが、私たちがベイさんから説明を受けているときにも、ちょうど日本から地球環境財団の理事の方たちが視察に来られていた。 |

信国社長、私、ベイ・ミョンチャンさん

アパート |
| ・海雲台区生ゴミリサイクル工場(飼料化) |
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設備投資額:1億8700万円(国30%・市30%・区40%)。処理能力:1日55トン。7,700世帯を対象に、生ゴミ専用収集車(市が100台保有)で搬入された生ゴミが飼料化される。 |

プサン市のトラックが家庭
から生ごみを運搬している |
| ・蓮堤区環境研究所(堆肥化) |
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設備投資額:1500万円。処理能力:1日20トン。7・8・9月は、スイカの生ゴミが大量に出るので、メタンガス発電も行っている。 |

生ごみから動物用の飼料を
製造するプサン市営の工場
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| ・鎮区ボカシ工場 |
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処理能力:1日5トン。 |

生ごみを発酵させる「ぼかし」
の製造工場(プサン市営) |