| 日本工業新聞より 2003年7月3日朝刊 |
民主党循環社会ワーキングチーム事務局長 ツルネンマルテイさん 「フィンランドでは家庭から出る生ごみは97%がリサイクルされている」 民主党で環境問題を中心に精力的に活動するツルネン・マルテイ議員は、家庭から出る生ごみの再資源化がうまく機能している出身地・フィンランドの成功例を語る。 同氏は、日本でもこの成功体験を生かす行動に出る。民主党が家庭の生ごみリサイクルを促進する目的で、議員立法として今国会期中に提出する食品リサイクル法の改正案がそれ。 「自治体の中には、家庭生ごみのリサイクルに真剣なところも出てきたが、99.7%は焼却処理されているのが現実。各自治体が基本計画を策定し、生ごみの分別や、肥料などへの再資源化を行う仕組みづくりを今こそ整えるべき」と訴える。「地域によって事情は異なるが、(改正案の導入で)循環システム構築は十分可能」と自信をのぞかせる。 年間1000万トンといわれる家庭の生ごみ。さて、どう“料理”するか。ツルネンさんの腕前に期待がかかる。 |