【ロンドン=欧州総局】11日のロンドン株式相場は続落。FTSE100種総合株価指数は前日終値に比べ60.37ポイント安の6340.08で引けた。日銀の金融政策維持を受けて、各国中銀が景気刺激策の縮小を開始するとの懸念が広がり、構成銘柄の約9割が下落した。
金融関連株が軒並み売られた。資産運用のアバディーン・アセット・マネジメントとシュローダーズはそれぞれ4%前後の下落。スタンダード・チャータードなど銀行株とプルーデンシャルなど保険株も下がった。
金属価格の下落を背景に、鉱業株も全面安。ロシアの鉄鋼大手エブラズとロシアの金銀生産大手のポリメタル・インターナショナルの下げが目立った。
ファッションのバーバリー・グループも安くなった。
半面、石油のロイヤル・ダッチ・シェルは上昇。
アナリストが株価目標をそれぞれ引き上げた出版のリード・エルゼビアと航空機エンジンのロールス・ロイスも上がった。
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