ECB債券買い入れ、事実上制限されている=アスムセン理事
[カルルスルーエ(ドイツ) 11日 ロイター] - アスムセン欧州中央銀行(ECB)専務理事は11日、ECBの債券買い入れについて、物価安定確保に向けたECBの真摯な姿勢を示すため無制限である必要があるものの、事実上制約を受けているとの認識を示した。
専務理事は、債券買い入れプログラム(OMT)に関する独憲法裁判所の公聴会で、「ECBはOMTによる介入が事前的に無制限であると発表したが、買い入れがイールドカーブの短めの部分に制約されることや、それに伴い実際に行われる可能性のある債券買い入れの規模も限定されることから、OMTが事実上、制限されていることは誰の目にも明らかだ」と語った。
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