〔金利マーケットアイ〕翌日物0.07─0.075%中心、レポGCは弱含み
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[東京 11日 ロイター] -
〔金利マーケットアイ〕
<15:20> 翌日物0.07─0.075%中心、レポGCは弱含み
無担保コール翌日物は0.07─0.075%中心での取引。主な取り手は地銀、信託、証券など。大手行は0.07%で一部取引が成立。当座預金残高が70兆円台を回復する方向となる中、資金余剰感は強く、資金ニーズは限られた。レポ(現金担保付債券貸借取引)GCのT+1レートは0.097%付近と弱含み。7日物の米ドル資金供給オペに100万ドルの応札が見られた。応札が見られたのは、5月14日にオファーされた7日物以来。実需ではなく、事務的な確認をするための試し取りと見られている。
ユーロ円3カ月金利先物は、債券安を受けて弱含みで推移する場面があったが、方向感に乏しい展開。
<15:05> 国債先物は反落、長期金利0.870%に上昇 11日の国債先物は反落。前日の海外市場で格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が米格付け見通しを「ネガティブ」から「安定的」に引き上げたことを受け、リスク回避姿勢が後退。安全資産とされる米国債が売られた流れを引き継いだ。後場はマーケットが期待していた資金供給オペの期間延長が日銀金融政策決定会合で見送られたことが失望を誘い、中心限月9月限は一時前日比59銭安の142円35銭まで売られる場面があった。もっとも、為替、日経平均株価ともに持ち直し始めると、国債先物にも海外勢を巻き込んだ買い戻しが入り、下落幅を縮小した。現物債は先物主導の動き。資金供給オペの期間延長見送りで、中長期ゾーンの利回りに上昇圧力が強くかかる場面があった。長期金利は一時5月31日以来の0.880%に上昇したほか、5年債利回りも0.320%と6月5日以来の高水準となった。超長期ゾーンは益出し継続で利回りが上昇。短期ゾーンもさえない。イールドカーブは中長期ゾーンで膨らむ形状。
国債先物中心限月9月限の大引けは、前営業日比37銭安の142円57銭。長期金利は同3.5bp高い0.870%に上昇。
<14:30> 国債先物が下落幅を一段と縮小、中長期ゾーン底堅い
国債先物が下落幅を一段と縮小。足元の中心限月9月限は前日比25銭安の142円69銭近辺で推移。一時は同59銭安の142円35銭まで売られていた。市場では「海外勢を巻き込んで買い戻しが継続している。中長期ゾーンにも銀行勢と思われる押し目買いが入り、想定以上に底堅い」(国内金融機関)との声が聞かれた。足元の10年最長期国債利回り(長期金利)は前営業日比2.5bp高い0.860%での推移。一時は0.880%まで利回りは上昇していた。
<13:18> 国債先物に買い戻し、中長期債利回りも上昇幅を縮小
国債先物に買い戻し。中心限月9月限は一時前日比59銭安の142円35銭まで売られたが、足元では同43銭安の142円51銭近辺で推移。市場では「外為市場でドル/円が持ち直し、一時前営業日比較で200円を超える下落となっていた日経平均株価が下落幅を縮小する中、円債市場も売り一巡感から短期筋の買い戻しも見られる」(国内金融機関)との指摘が出ている。中長期ゾーンの利回りも上昇幅を若干縮小させている。
<12:49> 長期金利に強めの上昇圧力、資金供給オペの延長見送りで失望感
長期金利に強めの上昇圧力。10年最長期国債利回り(長期金利)は一時前営業日比4.5bp高い0.880%を付けた。市場では「日銀資金供給オペの期間延長見送りが直接の要因。影響を一番受けやすい5年債利回りにも上昇圧力がかかっている」(国内証券)と指摘したうえで、失望感が出ているという。足元の5年111回債利回りは前営業日比4bp高い0.320%での取引。
日銀が今回の会合で資金供給オペの期間延長を見送ったことについて、SMBC日興証券・債券ストラテジストの岩下真理氏は「6月に入り、長期金利が比較的安定的に推移していたことと、中期ゾーンの5年債利回りが0.3%アラウンドにあることが影響したのではないか。週明けに日経平均株価が堅調だったこともあり、今回はあえて手を打たなかったと理解している」とし、延長をセーフティーネットとして考えた審議委員もいただろうが、今は必要ないという結論になったようだとの見方をしている。
<12:34> 国債先物が下落幅を再び拡大、日銀資金供給オペの期間延長見送りで
国債先物が下落幅を再び拡大。中心限月9月限は一時前日比50銭安の142円44銭まで売られた。市場が期待していた資金供給オペの期間延長が日銀金融政策決定会合で見送られたことが要因との指摘が出ている。
<11:41> 米ドル資金供給オペに100万ドルの応札、5月14日オファー分以来
日銀が実施した7日物の米ドル資金供給オペ(6月13日─6月20日/米国東部時間)に100万ドルの応札が見られた。全額が落札された。応札が見られたのは、5月14日にオファーされた7日物以来。市場では「実需ではなく、事務的な確認をするための試し取りではないか」(国内金融機関)との声が聞かれた。貸付利率は0.600%。
<11:20> 国債先物は反落で前引け、長期金利0.860%に上昇
国債先物中心限月9月限は前日比15銭安の142円79銭と反落して午前の取引を終えた。前日の海外市場で格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が米格付け見通しを「ネガティブ」から「安定的」に引き上げたことを受けて、リスク回避姿勢が後退。安全資産とされる米国債が売られた流れを引き継いだ。
また、日銀は金融政策決定会合で、金利安定化に向けて、現行最長1年とされる資金供給オペの期間を2年以上に延長することを議論するとみられているが、資金供給拡充策に対して日銀内部の慎重論が伝えられたことで、先物や中長期ゾーンの売りを誘った。10年最長期国債利回り(長期金利)は同2.5bp高い0.860%に上昇。
<11:05> 翌日物は0.07─0.075%中心、金先は方向感乏しい
午前の短期金融市場で、無担保コール翌日物は0.07─0.075%中心の取引。主な取り手は地銀、信託、証券など。大手行は0.065─0.07%付近で調達意欲を示し、0.07%で一部取引が成立。当座預金残高は70兆円台を回復する見通しで資金余剰感が強く、金融機関の資金調達圧力は限ぎられている。ユーロ円3カ月金利先物は債券安を受けて弱含み。「金先取引に影響を与える与えるような日銀追加策は打ち出されない可能性が大きい」(国内金融機関)として、全般に方向感に乏しい展開。
日銀は午前10時40分、米ドル建て資金供給(固定金利方式)を通告。期間は6月13日─6月20日。利率0.600%。
<10:40> 国債先物は戻り鈍い、日銀会合不透明で過剰なリスクを回避
国債先物は戻りが鈍い。中心限月9月限は142円80銭付近で推移している。
朝方の売り一巡後、株安を受けて下げ幅を縮小しているが、買い戻しの動きは限定的。日銀金融政策決定会合の結果を見極めたいとして積極的な取引が手控えられている。
市場では「日銀会合で実際に追加策が打ち出されるかどうか不透明。会合結果判明後、各市場とも大きく振れる可能性があるため、債券や株式などのマーケット参加者は過剰なリスクを落とす動きを出ている」(国内金融機関)との声が出ている。
<09:50> 翌日物0.07─0.075%中心、金先は債券安で弱含み
無担保コール翌日物は0.07─0.075%を中心に取引されている。主な取り手は地銀、信託など。大手行は0.065─0.07%付近で調達意欲を示し、一部で出合いを付けた。当座預金残高が70兆円台を回復して、全般に落ち着いた展開となっている。
日銀は朝方の金融調節を見送った。この結果、当座預金残高は70兆4000億円、準備預金残高は58兆1000億円程度となる見込み。
ユーロ円3カ月金利先物は債券安を受けて期先中心に弱含み。中心限月2014年3月限は前日清算値変わらずの99.755。
<09:10> 国債先物が反落で寄り付く、日銀低利資金拡充に慎重論との報道
国債先物中心限月9月限は前日比14銭安の142円80銭と反落して寄り付いた。前日の海外市場で格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が米格付け見通しを「ネガティブ」から「安定的」に引き上げたことを受けて、リスク回避姿勢が後退。安全資産とされる米国債が売られた流れを引き継いだ。寄付直後に142円54銭まで水準を下げる場面もみられた。
日銀はきょうの金融政策決定会合で、金利安定化に向けた対応策として、現行最長1年とされる資金供給オペの期間を2年以上に延長することを議論するとみられている。もっとも、日本経済新聞は11日付朝刊で、日銀内で浮上していた低利資金の供給を拡充する案は政策委員の間で「時期尚早」との慎重論が強まっていると報じた。
現物市場では「中期ゾーンがオファー優勢で、ビッドが入りにくい状況」(国内証券)。いったん日銀政策を過剰に織り込んだ反動売りが出ているとの見方が出ている。
10年最長期国債利回り(長期金利)は一時同2.5bp高い0.860%、5年利付国債利回りは同1.5bp高い0.295%に上昇した。
<08:30> 翌日物0.07─0.075%中心、地銀・信託などが調達 無担保コール翌日物は0.07─0.075%を中心に取引されている。主な取り手は地銀、信託など。大手行は0.065─0.07%で付近で調達意欲を示している。当座預金残高が70兆円台を回復し、資金余剰感が強く、金融機関の調達需要は限られている。 日銀によると、朝方の金融調節を見送った場合、当座預金残高は70兆4000億円、準備預金残高は58兆1000億円程度となる見込み。
<07:05> 翌日物は0.065─0.075%中心か、当預残70.4兆円見込み
無担保コール翌日物は0.065─0.075%を中心に取引される見通し。当座預金残高が日銀オペなどの要因で大幅に増える見込みであるほか、「10日の決済要因を通過したことで、レートは10日と比べると、若干弱含むのではないか」(国内金融機関)との声が聞かれた。 10日の加重平均金利(速報ベース)は、前営業日比0.002%高い0.077%だった。 日銀が朝方の金融調節を見送った場合、当座預金残高は10日に比べて2兆9000億円増の70兆4000円程度になる見込み。残り所要積立額は1700億円。
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