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政治
125橋のうちわずか1橋 大阪市が歩道橋の命名権販売で苦戦 「3度目の正直」なるか
2013.6.11 21:51
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ただ、応募はまだない。市の担当者は「目標はまずもう1橋。とにかく実績を積んで勢いをつけたい」と意気込む。
大阪はシビア?
命名権情報サイト「命名権ドットコム」を運営する「ベイキューブシー」(千葉市)の佐藤敦さんによると、日本の公共施設で初めて命名権が導入されたのは平成15年の「味の素スタジアム」(東京)。
近年はホールや競技場といったハコモノだけでなく、公園や道路、公共トイレなどにも対象が拡大。今年5月には、鎌倉市が売り出した3つの海水浴場の命名権を、「鳩サブレー」で知られる菓子の老舗「豊島屋」(同市)が年間1200万円、10年間の契約で獲得した。
財政難にあえぐ泉佐野市は昨年11月、市の名称募集に踏み切った。買い手は現れなかったが、佐藤さんは「自治体側は売れる物ならなんでも売りたいと積極的になっている」と話す。
一方、阪神タイガース優勝の経済波及効果の試算などで知られる関西大大学院の宮本勝浩教授(理論経済学)は「公共施設の命名権に魅力を感じる企業は減ってきている」と指摘し、こう続けた。
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