NHK北海道のニュース 札幌放送局
山の水族館“さらに魅力的に”
去年、再オープンしてから、まもなく1年となる北見市の「山の水族館」をさらに魅力的な施設にしようと、地元の大学生も加わった検討会議が発足しました。
北見市の「山の水族館」は、滝つぼの下で泳ぐ魚や体長1メートルを超える淡水魚イトウを間近で見られる水族館として去年7月にオープンし、来館者は1年足らずで25万人を超える人気の観光名所になっています。
この水族館の魅力をさらに高めようという検討会議が11日発足し、北見工業大学の学生や水族館の職員ら11人が参加しました。
このなかで、水族館側からは「学生の感性で遊び心を加えてほしい」とか「冬に凍る滝を作りたいので技術面の指導をしてほしい」という要望が出されました。
これを受けて、学生たちは早速、屋外に出て、池の周辺に温度計を設置したり、特殊な機器を使って池の水温の分布を測定したりしていました。
北見工業大学大学院1年生の小倉美紀さんは「池の水温の詳しいデータを集め、この冬には凍る滝を作りたい」と話していました。
検討会議では、今後2年間にわたって議論を重ね、水族館としての新たな魅力づくりを進めることにしています。
06月11日 18時40分