佐古ひとみ公式ブログ

とぼとぼと 歩いていこう
背中を丸めても
重い一歩一歩でも

いつか
笑える日のために

いつか
誇れる自分のために

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おはようございます。


蒸し暑い天候がつづいていますが、台風も東の方向に進み、恵みの雨は遠ざかってしまいました。一昨日のニュースでは、出雲で水田が干からびてお百姓さんが「何十年休んだことのない稲作を今年は取りやめた」と悔しそうでした。


空梅雨です。


[写真  錦川では6月1日から鮎が解禁になっています。“太公望”が釣り糸を垂れています。 6/8撮影
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昨日遅い夕食を食べながら、NHKのニュースウオッチをなんとなく見ていましたら、「憲法」の改正について各党の考え方を短く伝えていました。


特に、憲法9条を変えたいがために「96条」を変えると云う手順に「自民」「維新」以外が批判的であったのには、少し“まとも”な印象を受けました。


自分が勝ちたいがために、スポーツのルールを“勝てるルールに置き換える”事が認められるはずがない。


まさにそうですよね。権力が暴走しないために“縛り”として、2/3以上の賛成がなければ憲法を変えることはできないというルールを、過半数の賛成でとおしてしまおうと云うのは、「権力の暴走」を認めるものです。


7月参議院選挙が行われます。あなたは「戦争は世界の何処でおこってはならない」と思いますか。「仕方ない事もある」と思いますか。


仕方がないと思うあなたは、愛する人が「徴兵」されても平気ですか。日本にミサイルや最悪の場合「核」が飛んでくる事があっても「仕方ない」といえますか。


[写真  紫陽花と梅の実のコラボ  6/8撮影  梅の実みつかりましたか?]
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NHK大河ドラマ「八重の桜」で、倒幕派の西郷吉之助に、幕臣の勝海舟が言います。「この江戸の町をみてくれ。ひとたび戦争になれば、なんの罪もない大勢の民が命をうしない、この江戸の町がなくなってしまんだ。そんな事に何の意味があるのか。」と。



戦争になると云う事はそういう事です。何もかもなくなってしまうのです。毎日をただ懸命に生きている私たちに何の意味も益ももたらさず、むしろ大切なものを根こそぎ奪っていく「戦争」は、世界のどこにも起こしてはならない。それが、「9条」です。


「戦争はしない」という「9条」を抱えて外交すればいいのです。今戦争している国にもしていない国にも、「」戦争は破壊であって、生みだすものはなにもない」事を「9条」を旗印に世界にアピールすればいいのです。


あの自民党の元幹事長の古賀誠氏でさえ、「憲法9条は世界遺産に匹敵する」といっています。日本の何より素晴らしい“世界遺産”です。


[写真  かえでの実?竹トンボのような形  いつ花は咲いたのでしょう?見逃していました。

                                         節操のない自宅の庭のかえで]
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今日、患者さまのご家族から「生きる意味」について問われました。応える(答える)と云うよりは、ご家族が「生きる意味」を自問される中味を聞いていました。きっと答えはご家族の中にあるはず。今はみつからないかもしれないけれど、いつか見つかるはずの「答え」。


私は「答え」を見つけるお手伝いができているのか。「寄り添い」とは、何か。また今日も問われる。


見つけたはずの答えは、雲に隠れる星のようにいとも簡単に姿を消してしまう。


優しい言葉を探し続けたら、対岸のあなたに本当に届くのだろうか。届けたい言葉がみつからない。あなたに届く虹の橋は何処にあるのだろう。


降らない雨に、降ったけれども虹のあらわれなかった雨に、干からびて、流されてしまった私の言葉。


雨に負けないで、「止まない雨はない」と信じていたら、いつか虹は現れてくれるでしょうか。


神さま、ほんの少しでいいから、今日は私に虹を分けて下さい。





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