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旧陸軍機の再組み立て着々/三沢
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旧陸軍機の胴体に取り付けた左主翼を固定する作業員ら(画面左が機首側)=11日午前、県立三沢航空科学館 |
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戦時中の塗装が残る旧陸軍機の右主翼を胴体に固定する作業員(画面右が機首側)=11日午前、県立三沢航空科学館 |
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三沢市の県立三沢航空科学館は、昨年9月に十和田湖から引き揚げられた旧陸軍一式双発高等練習機の再組み立てを進めている。11日に主翼を胴体に取り付ける作業などを報道陣に公開した。引き揚げ作業のため分割された機体をできるだけ元の姿に近づけ、18日から再び公開する。
同練習機は引き揚げや運搬のため機首、胴体、両主翼、尾翼などに分割された状態で昨年11月から同科学館格納庫で公開されていた。見学者らから「飛んでいた姿に近づけてほしい」との声が多く寄せられ、同科学館は今月4日から展示を中断し作業に入った。
再組み立ては、約70年ぶりに湖底から引き揚げられた古い機体を損なわないよう、クレーン車などを使って慎重に進められている。同科学館の引地勝博渉外広報課長は「昨年11月から4月までの見学者は、冬場にもかかわらず約1万5千人に上る人気だった。作業後は、実機の存在感がより伝わりやすくなるはず」と話した。
同科学館によると、同機は旧陸軍第38戦隊(旧樺太)所属で、全長約12メートル、全幅約18メートル。1943年9月、秋田県能代市の訓練部隊から八戸飛行場へ向かう途中、十和田湖に不時着水し沈んだとされる。原形をとどめる姿で保存されている同型機は他にないという。
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