県民性とのオモシロイ関係 NHK受信料県別支払ランク「気前がいい秋田、我慢強い新潟」

2013.06.10


2012年度NHK受信料支払率【拡大】

 NHKがこのほど発表した「2012年度末における都道府県別の受信料支払率」が興味深い。上位には1位の秋田県をはじめ日本海側の県が並び、最下位は沖縄県で、ブービー賞に大阪府が入った。NHKの受信料は年間約2万4000円(地上波と衛星)。県民気質や懐事情などに違いがあるのか。関係者や専門家に聞いた。

 調査は、全国5万6400世帯を対象に行われた。支払率の全国平均は73・4%で、残りの26・6%が未払いか未契約という計算だ。

 注目の結果は別表の通り。トップは秋田の95・7%で、2位が島根の91・8%、3位が新潟の91・0%と続き、なぜか8位までは日本海に面した地域が占めた。ワーストは沖縄の44・3%が断然で、46位が大阪の58・0%、45位が東京の61・6%だった。

 さっそく、上位3つと下位3つの都道府県の広報・報道担当者に問い合わせてみたが、「NHKと契約者の関係なので答えようがない」(沖縄県)などと、一様に歯切れが悪い。某都府県の担当職員に「あなたは払っていますか?」と聞くと、「答える必要はない」とキレられた。

 NHK広報局はこうした地域の傾向について、「支払率の高い都道府県は、単身世帯が少なく、戸建ての世帯が多いため、(受信料契約の)訪問の際に面接しやすい。また、世帯の移動(=転居など)が少なく、契約・収納活動がしやすい。一方、支払率の低い沖縄は本土に復帰した1972年から受信料制度が適用されたことが原因の1つとみられる。大都市圏が低いのは、単身世帯や共同住宅が多いうえに、世帯の移動が多く、(受信料契約が)困難な面もある」と分析した。

 ただ、どうして秋田がトップで、沖縄がビリなのかは良く分からない。

 そこで県民性研究の第一人者で、「県民性は7392通り!」(エイチアンドアイ)の著書がある、ナンバーワン戦略研究所の矢野新一所長に調査結果を見せると、「県民性が色濃く出ている。一般的に真面目なところほど高く、個人主義的なところほど低い」といい、こう続けた。

 「秋田は、乗せられやすく、気前がいい。江戸時代に佐竹氏が治めていたころ、表向きの石高は20万石だったが、実際は80万石ともいわれるほど豊かだった名残もある。最近でも、結婚式の引き出物に布団一式を出すこともあるほどだ。島根は、反対、反発する精神があまりなく、お上への忠誠心が強い。新潟は、雪が多く地震を乗り越えてきた地域のため、我慢強い。東京に出て、介護や看護など辛い仕事でも耐えられる人が多い」

 一方、下位地域について、矢野氏は「沖縄は『なんくるないさー(=なんとかなるさ)』の精神で、(受信料が未払いか未契約でも)あまり気にしないのでは。大阪は商人の町なので、お上や“国営放送”への反骨精神が強い。東京は、学生や単身者が多く、NHKも把握しきれないのだろう」と話した。

 ランキングを見ながら、あれこれ県民気質を分析・推測してみるのも面白そうだ。

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