東京電力は10日、原発事故のため仕事を失った人への賠償から、避難先で新たに得た収入を差し引いていたことを見直し、差し引き分の賠償を、時期をさかのぼって支払う、と発表した。対象者は少なくとも5200人に上るという。
東電は、原発事故で仕事を失った人に事故前の収入を補償するため上限50万円を毎月、支払っている。ただ2012年2月までは、対象者が避難先で得た収入分を賠償額から控除し、支払っていなかった。
これに被災者や被災自治体から批判があったため、見直し、支払いの申請受け付けを10日から始めた。問い合わせは同社福島原子力補償相談室(0120・926・404)へ。
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