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2013年6月10日(月) 東奥日報 ニュース



■ 東通原発の免震重要棟が着工

写真
免震重要棟の完成予想図(東北電力提供)
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 東北電力は10日、運転休止中の東通原発で、原子力災害時の現地対策本部(緊急時対策所)となる免震重要棟の建設工事を開始した。2016年3月の完成を目指す。

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 免震重要棟は、原子炉建屋の南西約800メートル、海抜30メートルの高台に設置。鉄筋コンクリート地上3階建てで、延べ床面積は4200平方メートル。基礎部分に免震装置を施し、地震の揺れを吸収する。

 また、テレビ会議システムや通信設備を備えた大会議室のほか、放射性物質を遮蔽(しゃへい)するフィルター付きの空調、非常用発電機などを配備する。

 完成すれば、最大千人の収容が可能で、災害時は常時260人体制で対応に当たる。東北電力によると、当面は敷地の造成工事を行うという。

 7月に施行する原発の新規制基準は、緊急時対策所の設置を求めている。東北電力は東通原発の再稼働時期を15年7月と見込んでおり、免震重要棟の完成は、再稼働に間に合わない。

 ただ、東北電力の広報担当者は「原子炉建屋内にある第2緊急時対策所が新基準を満たしており、免震重要棟の完成までは、そちらで対応できる。再稼働に与える影響はない」との認識を示した。

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