ＤｅＮＡが泥沼だ。９日のオリックス戦（横浜）に３―５で敗れ、今季３度目の５連敗。

　先発したルーキーの三嶋が好投したが、リリーフ陣がリードを守れなかった。悪夢のような逆転負けに中畑監督は「今日は三嶋を勝たせたかった」と唇をかんだ。

　横浜で勝利したのは５月１８日の日本ハム戦が最後で、この日で本拠地８連敗。それでも地元ファンは優しく、ブーイングや罵声が飛ぶこともほとんどない。チームは５年連続の最下位。ファンも負け慣れているのか「次は頑張れよ！」といった温かい声援ばかりが目立つ。

　ただ、こうした現状は歓迎すべきことでもないようだ。チームの急降下ぶりに危機感を募らせる球団幹部の１人は「横浜のファンは優しすぎる。確かに（この日のオリックス戦は）惜しい試合だったけど…。負けたらブーイングされるくらいじゃないと、選手も危機感を持たない」と強い口調で訴えた。

　借金は今季最多の１２で最下位ヤクルトとは０・５ゲーム差。“定位置”に落ち着かないためにも愛のあるヤジが必要ということか。

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posted at 2013.6.10

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