いやー、ブラック企業批判をした個人サイトとか戦々恐々ですよね!
真面目な話、個人に対して来たらキャンペーン張るしかない感じだけど、まだそこまでじゃないかな。
柳井氏は、文春新書の『ブラック企業』によって名誉を棄損されたと主張しながら、大手出版社である文芸春秋者社には何もいわず、「社会的に力のない一著者」だけを狙い撃ちにして、脅しの文章を送りつけてきた。単なる大学院生の私に、億万長者の柳井氏の弁護団から「脅し」が届いたことは、極めて滑稽
2013-06-10 12:03:09 via web
こういうのって、SLAPP訴訟と言って非常に企業イメージを落とす原因ともなりうるよね。そもそもそれをやることがブラック企業の証明です!みたいな。訴訟なんてしなくても公明正大に自らの正当性を世に訴えればよろしい訳で、少なからず心当たりがあるからこそブラック呼ばわりに対して何らかの対抗措置をしなければならない、という心理が見え隠れしてしまうわけですな。
そうは言っても、有ること無いこと事実無根で推測憶測の山、という状態であれば個人を訴えたくもなりますよね。でも、いきなり訴訟に持ち込むこと、それを個人に対してすることが大企業の横暴であることは間違いありません。社会的な力に差がありすぎる時に、強い側がとって良い手段は社会に対して公平である手段でなければならないと思うし、SLAPPと見做される訴訟なんてのは下の下もいいところの最悪な手段でしかありません。
実際に訴訟なんてした日にゃあもはやユニクロに義理もなんにもない元社員とかが実態暴露を裁判所で証言して事実認定されるという自体にもなりかねず、だからこそ出版社ではなく個人を訴えて資金力の問題でまともな裁判にさせないということを意図している可能性がありますよね。
こういうことをする企業に対して僕らができることがあります。「SLAPP訴訟をする企業は社会悪」ということを訴え、認識してもらい、そのせいで売上が下がるくらいのインパクトを与えることです。端的に言うと不買運動。実際にユニクロがブラック企業かどうかはこの際関係ありません。SLAPP訴訟をすること自体が社会悪だ、ということを世の中の常識にしないといけないわけです。
ユニクロはリテールなので不買運動は最も手痛い反応だと思うんですよね。というわけで、みんなで「個人に対して訴訟を起こした」ことについての反対運動をしましょう。ここではブラック企業云々って話は必要ありません。それを元に運動をしてしまうと面倒なことになりかねないけど個人を訴えたっていうのは事実だし、「大企業としてどうか」という疑問を抱くことについてなんら不当なことはないのでユニクロ側もそれについてはどうにもできないはず。
ブラック企業でないならそんな指摘は堂々と反論して証拠も出してほっとけばいいんですよ。