2013年 6月 10日
岡山県下一斉 交差点取り締まり
多発する交差点での死亡事故に歯止めをかけようという取り組みです。岡山県警は10日、約70カ所の交差点で一斉取り締まりを行い、事故防止を呼びかけました。岡山県内では先月の10日間で8件の死亡事故が発生し県警が取り締まりを強化するなど緊急対策を行っています。先月24日に71歳の男性が軽ワゴン車にはねられ死亡した岡山市北区津島南の国道交差点では警察官など約20人が注意を促す看板をかけました。8件の死亡事故のうちこの場所を含む半数の事故が交差点内で車が左折や右折をする時に発生していて信号無視など車の取り締まりに力を入れました。また歩行者や自転車にもチラシなどを配り青信号でも注意して横断することを呼びかけました。県警では今月末まで緊急対策を続け交差点を中心に取り締まりを強化することにしています。

うどん県 観光振興で新戦略
うどん県が今度は団塊の世代向けに香川県内の老舗観光地を舞台にした新たな観光振興策を打ち出しました。キーワードは懐かしの修学旅行です。題して「うどん県・時間旅行物語」。団塊の世代を中心としたシニア層にかつて修学旅行で訪れた老舗観光地にもう一度足を運んでもらおうという企画です。主な会場は琴平、栗林公園・玉藻公園、屋島でそれぞれにあった時代の飾りつけをして様々なイベントを展開します。他にも引田や志度など9つのエリアでガイドの解説や食を楽しむ町歩きを行うということです。この、うどん県・時間旅行物語は来月1日から12月1日まで県内の老舗観光地で展開されます。

岡山市長選 氏平長親氏が立候補表明
任期満了に伴い、10月6日に投票が行われる岡山市長選挙に市民団体代表の氏平長親さんが無所属での立候補を表明しました。氏平さんは岡山県美咲町出身の65歳。共産党の岡山県委員会委員長などを経て現在は市民団体の代表を務めています。氏平さんは子供の医療費無料化を入院・通院ともに中学校卒業まで拡大することや低所得の高齢者が入所できる特別養護老人ホーム、市営住宅の増設などを政策の柱に掲げています。岡山市長選は10月6日に投票が行われ、これまでに市議会議員で元国会議員の熊代昭彦さん(73)が立候補を表明しています。現職の高谷市長は11日開会の6月定例市議会で進退を明らかにする意向です。

瀬戸内産マンゴー初出荷
果物王国おかやまの夏の新顔、マンゴーが瀬戸内市で初出荷されました。岡山県内で唯一、大規模なマンゴー栽培を行う、瀬戸内市邑久町の神宝マンゴー農園。6年前から栽培を始め、現在はハウスの中に8種類、約800鉢が植えられています。マンゴーは鮮やかな赤色に変わり枝から落ちるのが熟した合図で、ネットに入ったマンゴーを一つ一つ丁寧に収穫していきました。ここ最近、寒暖の差が大きかった影響で今年は収穫が例年より少し遅れたものの、日照時間が十分だったことから過去最高の出来だということです。出荷されたマンゴーは11日から県内のデパートなどで販売され、農園では8月中旬までに約2万2000個の収穫を見込んでいます。

倉敷美観地区の風物詩 柳のせん定
夏の装いに衣替えです。倉敷市の美観地区で柳のせん定作業が始まりました。美観地区には800メートルにわたって159本の柳が植えられ白壁の町並みにしっとりとした風情を添えています。せん定作業では業者が高所作業車やはしごを使って生い茂った枝にはさみを入れて形を整えていきました。柳のせん定は見通しが悪くなるのを防いだり、風通しを良くして害虫が付きにくくするため毎年3回行われています。今ではこの時期の風物詩にもなっていて作業が終わると倉敷川に映し出される柳も涼しげな表情に変わっていきました。この柳のせん定は今月18日まで行われ、美観地区はすっきりとした夏の装いに衣替えし、観光客を出迎えます。