全日本プロレス、分裂へ――。お家騒動に揺れる老舗団体・全日プロの3冠ヘビー級王者・諏訪魔(36)が9日、先月末で退団した武藤敬司(50)に追随せず、残留する覚悟を明かした。さらに王道マットの“番人”和田京平レフェリー(58)も、6月30日の東京・両国国技館大会から2年ぶりに電撃復帰。株式の奪還を目指して徹底抗戦し続けていた武藤だが、自らが引く格好で団体を去り、全日プロにとって約13年ぶりの分裂劇が必至となった。
2000年6月に起きた大量離脱から13年。またもや分裂の歴史は繰り返された。
武藤は株式を奪還できるのか、何人の選手が全日プロに残るのか、武藤を中心とする新団体はありうるのか――。様々な臆測が飛び交う中、初めて残留を明言したのが、3冠王者の諏訪魔だった。
この日、本紙の直撃に対し諏訪魔は「ハラはもう決まってる。全日本プロレスの看板を守る。そういう決断をした。武藤さんから『新団体に全員揃って移行しよう』と言われたけれど、俺の中でそれはないと。白石社長とも時間をかけてとことん話をした。全日本プロレスの看板を引き継いでいく固い決意を感じ取れた」とコメント。
さらには「武藤さんには文句ひとつない。俺をここまで育ててくれた。感謝しかないですよ。ただ、俺は全日本プロレスから離れるという行動はできない」と、付け人も務めた恩師・武藤と決別することを明言した。
全ては「全日本プロレス」の黄金看板を守るためだ。現在の全日プロ社長はオーナー会社社長の「スピードパートナーズ(SP社)」の白石伸生氏(40)。フェイスブックなどの過激な発言が物議を醸し、選手やファン、プロレス界から総スカンを食らった。そのため、武藤は退団してでもSP社に売却した全日プロの株式100%と全日プロの商標権などの奪還交渉を続けてきた。
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