安来市立民俗資料館 [島根]
平成の大合併で安来市には隣接する広瀬町と伯太町が合併しました。
この二つの町には江戸時代に松江藩の支藩が置かれていて、広瀬町には広瀬藩が、伯太町には母里藩がありました。
今となってはどちらも藩があったことも分からないような静かな集落が広がっていて、しのぶ物はほとんどありません。
昔ながらの家が連なる旧伯太町には、最近建てられた新しい施設として「はくた文化学習館」が存在感を示していました。
この施設にははくた中央図書室と安来市立民俗資料館が設置されています。
民俗資料館には一部の部屋が割り当てられていて、図書館のカウンターで見学の旨を告げると電気を付けて入れるようにしてくれました。
展示されている資料に母里藩関係のものは少なく、館の名前の通りに民俗資料が収められています。
農耕機具をはじめ、安来節に関係するのか竹製の民具も沢山並べられていました。
また、母里藩に伝わる紀行文を紹介する資料も配付されていました。
他に特徴的な物は殆どありませんが、近くを通った際には寄ってみるのもいいかと思います。
ちなみに似たような名前の施設「安来市立歴史資料館」 は旧広瀬町側の資料館で月山富田城関連の資料を公開しています(拝観料200円)
今回 なぜ「安来市立民俗資料館」を取り上げたのかというと、この施設の情報がweb上に全く見つけることが出来なかったためです。
検索して表示される物は、土日閉館とされたものばかり。
しかし今回訪れたのは土曜日にもかかわらず、問題なく開館していました。
そして、外観として表示されている物は下の写真のような施設でしたが、行ってみればそこには収蔵庫の文字が。
新しい施設が建って開館日が変わったと言うことなのかも知れません。
だれかがその事実を公開しなければならないと思い、今回注目して記事化しました。
もっとも、平日に収蔵庫の方が公開されているのかどうかについては確認しませんでしたが。
安来市立民俗資料館
月休 10:00~19:00(土日17時まで) 無料 (利用時間等は、はくた中央図書室の情報です)
最寄りバス停は安来市イエローバスの母里です。
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