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【芸能・社会】

ダークなbump.y ドラマ「リミット」主題歌決定

2013年6月11日 紙面から

 若手女優5人によるユニットbump.y(バンピー)が、メンバーの桜庭ななみ(20)主演で7月にスタートするテレビ東京系ドラマ「リミット」(金曜深夜0時12分)の主題歌を歌うことが決まった。7月24日発売の新曲「SAVAGE HEAVEN」で、シリアスなドラマに合わせて笑顔は封印。レコーディングでは暗闇の中で歌い、ダークな世界観を表現した。

 ハッピーで明るいイメージのbump.yが、大胆なイメージチェンジだ。女子高のクラス交流キャンプに向かうバスが谷底に転落。生き残ったのは5人だけ。少女たちの極限状況を描いた大ヒット漫画を実写化する本作は、主題歌も緊張感あふれる仕上がりになった。

 プロデュースは、グループ最大のヒットになった前作「COSMOの瞳」を手掛けたポップ・ロックバンド、NONA REEVESの西寺郷太(39)。SMAPやV6らに曲を提供してきた西寺&ミュージシャン谷口尚久(42)のタッグで、作詞作曲を引き続き担当した。西寺は原作を読んで歌詞のテーマを追求し、「SAVAGE(残酷な)」という言葉をタイトルに選んで、日常にも残酷な悲劇が潜んでいることを表現したという。

 レコーディングでは、恐怖や不安を体感するためにブースを真っ暗にして歌った。

 高月彩良(15)は「曲の情景を思い浮かべて、思いっきり入り込んだ」とし、桜庭も「山奥で撮影している時の感覚を思い出して歌った」

 松山メアリ(21)も「ドラマの台本を読んで思いを込めた。いつもは体でリズムを刻むけど、真っすぐ立ったり、拳を握って歌った」とチャレンジを明かす。

 何かに襲われることをイメージした激しいダンスも見どころ。髪を振り乱す動きから、メンバーは「獣ダンス」と命名したという。

 5人にとって初体験の多い衝撃作となったが、西寺は「ハードなレコーディングに耐えて、それぞれがシンガーとして驚くほどの成長を見せてくれた」と振り返る。カップリングの2曲はまったく違うキュートな曲調もあり、「変幻自在に彼女たちの『女優』性が発揮された、カラフルな仕上がり」とアピールする。bump.yが新たな一歩を踏み出した。

 

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