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【大リーグ】青木、10試合連続安打で3連勝 「20打数で1三振」はメジャー1位2013年6月11日 紙面から ◆ブルワーズ9−1フィリーズメジャーで最も三振しない男だ! ブルワーズの青木宣親外野手(31)は9日(日本時間10日)、地元ミルウォーキーでのフィリーズ戦に1番右翼で先発し、3打数1安打で三振なし。「先発14試合連続で三振なし」は、2004、08年のイチロー(当時マリナーズ、現ヤンキース)が樹立したメジャー日本人記録にあと1試合と迫った。今季は240打数で12三振で「1三振当たり20打数(三振率5%)」は両リーグ断トツ。連続安打を10試合に伸ばしたリードオフマンが好守も連発し、チームの3連勝に貢献した。 この男ほどバットに空を切らせるのが難しい打者はいない。青木はこの日も4打席で三振せず、これで5月26日のパイレーツ戦から先発14試合連続で三振ゼロ。イチローが2004、08年に2度マークしているメジャー日本人記録「15試合連続三振なし」にあと1試合と迫った。 自信が数字になって表れている。メジャー1年目の昨季。控えで開幕を迎えながらも「選球眼とバットに当てることに関しては、アメリカでもトップクラスにいるかなと思った」と語っていたが、その言葉通り、今季は240打数でわずか12三振。「20打数で1三振」の計算だ。両リーグでも青木に次ぐ2位はスクタロ(ジャイアンツ)の「14・3打数で1三振」。断トツの数字にレネキー監督は「天賦の才を持っている。あんなに手と目をうまく連動させる選手は、これまで見たことがない」と称賛した。 もちろん、三振しないだけではない。この日は7回に中前打を放ち、今季日本人メジャー最長の10試合連続安打。時事電などによれば、青木も「悪くない。最近は粘り強い打撃ができている」と納得の一打だった。 打撃だけでなく守備でも光った。1回1死からの右前打に、二走ヤングが本塁突入するも、青木のワンバウンド“レーザービーム”送球で憤死。先制点を阻止した背番号7は「点を取られることで流れが向こうにいってしまう感じがあった。結果的に大きなプレーだったかも」と、してやったりだ。助けられた先発右腕ローシュも「あのプレーで流れに乗れた」と感謝した。 試合後はマイアミに向けて即移動。通常はスーツ着用だが、指揮官から「5月に一番活躍した選手は好きな服装でいい」とお墨付きをもらい、私服で意気揚々と機上の人となった。チームも4月以来の3連勝で「少しずつ流れが来ていると思う。これからも精いっぱいのプレーをやっていきたい」と青木。同僚から授かった愛称は「ニンジャ」。まるで忍法のように“ボールに当たるバット”で梅雨の湿っぽさも吹き飛ばす。 PR情報
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