5月倒産件数は前年比-8.9%の1045件、7カ月連続前年下回る
[東京 10日 ロイター] - 東京商工リサーチが10日発表した5月の全国企業倒産件数(負債総額1000万円以上)は前年同月比8.97%減の1045件、負債総額は同38.65%減の1733億3000万円だった。
3月末に中小企業金融円滑化法が期限切れになってから影響が懸念されてきたが、倒産は減少傾向が続いている。
倒産件数は7カ月連続で減少。5月としては、過去20年間で2010年の2021件に次いで2番目に少ない水準。地区別では、9地区のうち北陸を除く8地区で前年同月を下回った。
負債総額も、5月としては過去20年間で最少金額。負債100億円以上の大型倒産が1件にとどまり、1億円未満が738件と小規模倒産が目立った。平均負債額も1億6500万円(前年同月比32.9%減)で、5月として過去20年間で最少だった。
ただ、中小企業金融円滑化法に基づく貸し出し条件変更後の倒産は、単月最多の55件(前年同月は23件)発生し、今年2月から4カ月連続で最多を更新した。
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