UPDATE 2-銀行・信金貸出、5月は+1.8% 不動産関連伸び3年9か月ぶり増加率
(内容を追加しました)
[東京 10日 ロイター] - 日銀が10日午前8時50分に発表した貸出・預金動向によると、5月銀行・信金計の貸出平均残高は前年比1.8%増の464兆4158億円となり19カ月連続で増加した。不動産投資信託(REIT)や不動産事業者向け融資が伸び、増加率は2009年8月(1.8%)以来3年9カ月ぶりの高水準だった。
日銀によると、不動産関連融資が伸びた一方で企業のM&A(合併・買収)案件など大口案件は少なかった。地銀では住宅ローンが伸びたが、大手銀行は借り換え競争が進む一方で必ずしも新規案件の増加につながっていないようだ。設備投資関連の本格的な需要もみられないという。
貸出の内訳は、大手銀行が前年比で1.6%伸び09年6月(1.8%)以来の伸び幅となった。地銀・第二地銀も前年比2.7%増と4月(同2.6%増)から伸びを拡大した。信金は0.2%減と4月(同0.3%減)よりマイナス幅を縮小した。
*日銀の発表資料は以下のURLをダブルクリックしてご覧下さい。
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