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双葉・避難住民 「埼玉居住継続」が最多 町が意向調査
福島第1原発事故で埼玉県加須市の避難所で生活する福島県双葉町の避難住民の多数が、埼玉県での居住継続を望んでいることが、避難住民を対象にした町のアンケートで分かった。 アンケートは避難所の閉鎖を控え、避難所で暮らす121人を対象に聞いた。希望居住先(複数回答)では埼玉県が49.5%で最多で、35.7%の福島県を上回った。居住形態(同)は災害公営住宅が39.2%で最も多く、借り上げ住宅が30.0%で続いた。 避難所の退所時期(同)は「避難所が閉鎖した時」が58.7%でトップだった。退所後の居住先は未定(76.1%)が決定(23.9%)の3倍を超えた。 避難所は旧高校で、原発事故の避難所として唯一残っている。町の仮役場が17日に加須市からいわき市に再移転する予定で、町はその後に避難所を閉鎖する考えを示している。アンケートは5月13〜24日に面談形式で行い、113人から回答を得た。
2013年06月07日金曜日
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